ペット火葬から納骨・供養・葬儀まで、まごろろの大阪ペット霊園社
ペット火葬から納骨まで1級ディレクター僧侶が葬儀を執り行います 大切に供養してあげたいからすべて個別火葬で執り行います

【出さないと法律違反?!】犬の死亡届の書き方と提出までの流れを徹底解説

犬を飼う時には保健所や役所で飼育の登録をしますよね。では亡くなった時に死亡届も必ず出すべきなのでしょうか?

いつまでに、どんな内容をどこに出せばよいか意外に知られていないものです。この記事では「死亡届を提出しないとどうなるか」「死亡届の書き方」「提出までの流れ」から「犬以外のペットの死亡届について」までを詳しくご説明します。

知っていれば手続きがスムーズに行えるので、いざという時に慌てないためにも事前に死亡届について確認していきましょう。

 

 

【犬の死亡届提出は必須!】出さないと法律違反になる可能性も

犬を飼う際には役所に届け出を出すことが飼い主の義務となっていますが、死亡届も同様です。

死亡してから30日以内に飼育届を出した自治体・役所に死亡届を提出しましょう。期日までに死亡届を提出しないと、最悪の場合20万円以下の罰金刑が科される場合があります。

というのも、犬の飼い主には定期的な狂犬病の予防接種が義務付けられています。死亡届を提出しないとまだ犬が生存していると見なされ、狂犬病予防接種のお知らせが継続して送られてきます。

それを無視することはすなわち狂犬病予防接種を拒否したということになるため、故意でなくても罰金の可能性が出てきてしまうのです。

 

 

犬の死亡届の提出方法

ペットの死亡届の提出方法には大きく分けて2種類あります。

1つめは飼育時に登録した保健所や地域センターに直接行きその場で書類を書いて提出する方法です。最近では事前にネットから死亡届をダウンロード、印刷し記入したものを郵送したり窓口まで持っていく方法もあるようです。

2つ目はオンラインで提出する方法です。ネット環境さえあれば各自治体のページから申請することができます。地域によって対応できる提出方法が異なるので事前に必ず確認してください。

 

 

何を書けばいい?犬の死亡届の書き方

死亡届のフォーマットは各自治体ごとに異なりますが、多くの場合、犬の名前・犬種・性別・年齢・毛色・飼い主の氏名・住所・電話番号・死亡日時・場所・死因などの記載が必要です。

また、添付物として注射済票と犬鑑札が必要になる場合があります。注射済票は、狂犬病予防法により犬がワクチン接種を受けていたことを証明するものです。犬鑑札は飼育の届け出を行った際に受け取るもので、固有の登録番号が記載されています。犬鑑札は愛犬が常に身につけていたものなので思い出として手元に置いておきたいと考える方も多いのではないでしょうか?

最近では自治体によって犬鑑札の返還は任意のケースもありますので一度問い合わせてみると良いでしょう。これらの情報を記入した書類に飼い主の印鑑を押して提出します。

犬の死亡届を提出することで、犬の登録を抹消する手続きが完了します。

 

 

犬以外のペットにも死亡届は必要?

ねこやうさぎなど、犬以外のペットは基本的に死亡届は不要です。

しかし、一部のかめやへびなど環境省が定める特定動物リストに入っている動物の場合は手続きが必要となります。特定動物リストとは、人に危害を加える可能性がある動物のことで、飼育者や飼育数を正確に管理するために死亡した際にも特別な届け出が必須なのです。

 

 

自治体や役所で遺体の火葬手続きも可能

ペットの死亡届と併せて自治体・役所で火葬を執り行ってもらうこともできます。

自治体ごとに差はありますが、数千円〜数万円程度と比較的低価格で火葬できるのが大きなメリットです。しかし、あくまでも産業廃棄物としての扱いになるため事務的に処理が進み、火葬自体も合同火葬のケースがほとんどです。合同火葬では遺骨を拾うこともできないため注意が必要です。

当社ではペットも大切なご家族の一員だという考えのもと、飼い主のご希望やご意向に寄り添った葬儀をまごころ込めて行っています。また、納骨堂もご用意していますのでいつでも会いに来ていただけます。葬儀に関してご不明点や疑問がありましたらお気軽にご相談ください。

 

まとめ

大切な愛犬が亡くなった直後は悲しみに暮れてしまうかもしれませんが、死亡届の提出は飼い主の最後の義務となりますので、期日までに必ず提出しましょう。

故意ではなかったとしても、狂犬病予防接種のお知らせを無視することとなり罰金刑の可能性があるためです。愛犬との思い出にトラブルを起こしたくはないですよね。死亡届の提出時には犬鑑札の返還を求められる場合もありますが、思い出として手元に残したい旨を伝えれば返還不要になることもあるのでご確認ください。

 

【ペットの葬儀にも宗派がある?】葬儀方法の違いと選び方のポイント

大切なペットが亡くなると私たちの心にはぽっかりと穴が空いてしまいますが、人間と同じように丁寧に葬儀を行うことで気持ちを整理することができ、前向きになれたという人も多いようです。

そんなペットの葬儀について宗派によって違いがあることをご存知でしょうか?

今回は、キリスト教、仏教、神道など主要な宗派ごとの葬儀やお墓、お経などについて解説していきます。なお、無宗教のペット葬儀業者である当社では、どのような宗派にも柔軟に対応することが可能です。

ペットを亡くした方が安心して最後のお別れができるように、この記事が解決へのアプローチになれば幸いです。

 

ペットの葬儀で知っておきたい、宗派による違いとは?

ペットの葬儀について宗派によって大きな違いがあります。

例えばキリスト教では動物の葬儀は禁止されており、墓地にペットを埋葬することを認めない教会も少なくありません。

一方、神道では動物は神の使いとされ葬儀が行われることもあります。また、仏教には輪廻転生の考えがあるため、一昔前まではお寺でペットの供養をすることは非常に珍しいケースでしたが、近年ではペットも家族という考えが社会的に浸透してきたこともありペット供養を行うお寺も増えてきました。

 

 

仏教式でペット葬儀をする場合

仏教のペット葬儀では、読経、焼香、鈴を鳴らす儀式が一般的です。

また、仏教の思想には「肉体は魂を入れるための仮の入れ物」という考えがあるため、火葬を行います。

今でこそペット葬儀が普及しお寺での供養も多くなっていますが、数十年前では考えられないようなことでした。というのも仏教には輪廻転生や六道の思想があり、「人」と「動物」の魂レベルがそもそも異なるため、ペットを供養したり同じお墓に入るとは言語道断だったのです。

しかし時代の変化と共にペットは家族という考えが社会に深く広まりました。今では一部の宗派で、人に愛され人を癒やしてくれたペットは極楽へ行けると説いてくれるまでになりました。

 

 

キリスト教式でペット葬儀をする場合

教会でキリスト教式のセレモニーを行います。内容としては牧師による祈祷、聖書の読み上げ、
賛美歌などで最後のお見送りをします。

キリスト教の教義には「肉体の復活」という考えがあります。そのため元々は土葬を重視する教会も以前は少なくありませんでしたが、地域や社会情勢、様々な教派ごとに見識が異なることもあり、火葬が許可される場合もあるようです。

ただし、キリスト教式の葬儀を行っている所は仏教式と比較するとまだまだ少ない傾向です。ご自身の教派と異なる可能性もありますので、必ず事前に問い合わせて確認しておくことをおすすめします。

 

 

神道式でペット葬儀をする場合

神道では自然や霊を尊重し土に還る、という考えから土葬が一般的な選択肢とされています。

儀式内容は神職による祝詞奏上、お祓い、祈祷などでこれらの儀式を通して霊を鎮め安らかに送り出すことを目的としています。最近では祝詞を神職に書いてもらい、自宅で儀式を行った後に火葬するなど柔軟に対応することもできるようです。

 

 

宗教フリーのペット葬儀社の利点とは?

NHK放送文化研究所の「ISSP国際比較調査(宗教)2008」によると、日本人の半数近くが無宗教だということです。

特定の宗派に属していない場合、宗教フリーのペット葬儀業者と組むことには多くの利点があります。中立的な立場の業者であれば、宗教に関係なくさまざまな家族と協力し有意義な葬儀を実現することができるからです。

また、葬儀の種類やお墓、儀式などについてのアドバイスも受けることができます。当社もご家族が信仰される宗教はもちろん、無宗教にも対応しております。ペットの供養方法・方式について気になることがある方はお気軽にご相談ください。

 

 

まとめ

ペットの葬儀に関して宗教的な捉え方はあまり多くないため、特定の宗教を信仰している方以外はいざという時に戸惑ってしまわれるのも当然です。

しかし最も大切なことは供養する飼い主さんの気持ちそのもの。当社は宗教フリーで無宗教を含めた様々な宗教に対応しております。大切なペットと飼い主さんに寄り添った形で葬儀を行えるよう最大限サポートさせていただきます。

ペットの供養方法について知りたい!納骨の選択肢と事前に注意すべきポイントとは?

ペット供養には明確な定義がなく様々な方法がありますが、最近では「納骨」という選択肢が注目を集めています。

納骨とは、火葬後にペットの遺骨を骨壷に納め墓地や霊園に埋葬したり、納骨堂で供養したりすることです。納骨のメリットは、ペットの遺骨を永続的に保管できることや、家族と一緒にお参りができることです。

また、ペットが亡くなった後に納骨を行うことで、時間をかけてペットをお見送りすることができるため、心の整理がつけやすい点もあげられます。しかし納骨を希望する時にはいくつかの注意点があります。

ペット供養の意味から様々な納骨方法、納骨時の注意点まで解説します。

 

ペット供養の意味とは

ペット供養の歴史は古く、遺跡から犬の埋葬跡が発見された縄文時代までさかのぼります。

人間の近くで生活を共にしていた動物を慈しみ、弔う気持ちの現れだといえるでしょう。最近ではペットも家族という意識が高まったことで、人と同じように火葬・納骨し、法要まで執り行うというケースも増えてきました。

当然準備の手間や金銭的にも負担は増えますが、しっかりとしたお見送りをすることで心の整理をする、思い出を昇華させるといった面で大切な意味をもつのではないでしょうか。

 

 

ペットの納骨方法とは

人間の場合、お骨は墓地や納骨堂に納めたり海に散骨したりするのが一般的です。ペットの場合もいくつかの納骨方法がありますので、事前にそれぞれの特徴をよく理解して決めておくのが望ましいでしょう。

 

1 合同納骨堂への納骨

ペット霊園やお寺の敷地内にある合同納骨堂へ納骨する方法です。他のペットと合同で納骨され、管理や供養を霊園側が行ってくれます。比較的料金が安く、お参りやお手入れを頻繁に出来ない方に好評です。

 

2 個別納骨

墓石を用意して骨壷ごと埋葬したり、納骨堂の中に個別にスペースを作ったりします。自分のタイミングでお参りに行きたい人やお供えをしたい人におすすめです。当社でもビル内に棚型のタイプを設置しており、個別に骨壷や写真立てやお花などを飾ることができます。

屋内に設置されていることが多いので、天候を気にすることなくお参りすることができます。

 

3 手元供養

遺骨を持ち帰って自宅の仏壇で供養したり、ペンダントにしたりして手元に置いておく方法です。思い出を形にしたい、肌身離さず一緒にいたいという方に人気です。

 

 

ペット供養の事前注意点

人間同様の供養方法も増えてきたとはいえ、ペット葬儀の業界は法制化が遅れていることもありトラブルが起きやすいのもまた事実。

大切なペットを供養するのに「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」といったことのないように事前に注意するべきポイントをまとめました。

 

費用についての注意点

ペット供養費のうち大半を占めるのが火葬費で、ペットの大きさや種類、体重によって決まります。小さなペットほど料金は安く、大きなペットは高額になってきます。希望のプランごとに返骨や納骨を選択できることが多いですが、火葬費に含まれている場合とオプション料金として別途請求される場合があるので見積もりの段階で確認が必要です。

予算と希望の叶うプランを複数比較検討することをおすすめします。

 

手続きについての注意点

必ず契約前に見積もりを出してもらい、プランに納得した上で決定しましょう。最近、ペットを亡くした直後の憔悴した飼い主を狙って不当な金額の請求をする悪徳業者が問題となっています。

事前に詳細な見積書を出さずに、火葬中や火葬後に高額請求をされるというものです。ペット葬儀の業界はまだまだ法整備が進んでおらず、行政が介入できないことも多いので飼い主が知識をつけてトラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。

 

プラン選択についての注意点

個別納骨や手元供養を希望する場合は火葬の段階で必ず個別火葬を選びましょう。合同火葬だと他のペットと一緒に火葬されるため、返骨できない可能性が高いのです。

 

納骨堂でのお参りの注意点

多くの納骨堂はペット霊園の施設内に設置されているため、開園・閉園時間を確認してからお参りしましょう。お供えものについては腐敗の可能性がある生ものは避け、未開封のフードや飲料、お花や小さなおもちゃがおすすめです。

 

まとめ

ペット供養のひとつとして納骨を選択される方も最近では増えてきました。納骨方法も様々あり、霊園やお寺ごとに料金やサービス、雰囲気が異なりますので希望に合った場所がきっとみつかるはずです。そのためには事前リサーチがとても重要です。複数社から見積もりを出して比較検討することをおすすめします。当社ではご葬儀、火葬から納骨、ご供養まですべてを清潔で近代的な設備の整ったビル内で行っています。ご検討中の方はお気軽にご相談ください。

 

【悪徳業者にご注意!】ペット葬儀でよくある「トラブル」と「回避策」について

ペットは家族の一員であり、飼い主にとって最愛の存在です。そんなペットを失うことはとても辛いものですが、人間同様、丁寧に葬儀をとり行いお見送りすることで飼い主はペットとの別れをしっかりと受け止め、心の整理をすることができるというメリットがあります。

そんな中ペット葬儀の需要が年々高まっていると同時に、様々なトラブルも多発していることをご存知ですか?実際に起きたトラブルの事例と回避するための注意点をご紹介します。

 

ペット葬儀の基礎知識

ペットが亡くなった際、これまでは自宅の庭に埋葬するというのが一般的でしたが、人間と同じように霊園で火葬し、供養してもらおうという動きが年々高まっています。

葬儀方法は大きく分けて個別葬と一般葬があります。

個別葬は一匹ずつ火葬し骨壺に収める方法です。一般葬は、複数のペットをまとめて火葬し共同の骨壺に収める方法です。

遺骨が欲しい方や自宅に仏壇を設けたい方は個別葬がおすすめです。

葬儀費用の相場としては大きさにもよりますが、だいたい1万円から6万円といわれています。ただし火葬のみの基本料金ですので、専用の棺、法要、その他備品などはオプションとして必要なものを予算内で追加していくイメージです。

葬儀社ごとに料金体系は異なりますので比較検討が必要です。

 

 

なぜ多発?ペット葬儀で起きたトラブル3選

現在ペット霊園や葬儀社の経営に特別な資格は不要です。また、行政に対して開業届は必要なものの、本格的な法整備は進んでいない状況です。

そのため、利益目的でノウハウのない会社が次々に参入してしまい、業者と利用者の間で様々なトラブルが起きています。

法整備が整っていないために行政が運営に注意することも難しいのです。そんな中実際に起きてしまったトラブルに次のようなものがあります。

 

【ケース1】供養費の高額請求

最も多いトラブルの1つが葬儀代金の高額請求です。大切なペットが亡くなりパニック状態になっている時には冷静な判断がしにくいです。

そこを狙って事前に正式な見積もりを出さず、火葬中や火葬後になって高額な請求をされたというトラブルがありました。断ろうものなら「火葬を中断す
る」「遺骨を返さない」などと脅すため支払いに応じるしかありません。

大変な時期ですが、見積もりは必ず事前に出してもらい、オプションや追加項目の可能性なども事前にしっかり打ち合わせしましょう。

 

【ケース2】遺骨が返却されない、遺体の不法投棄

遺骨を返却するという契約だったにも関わらず、預けたペットとは違う骨を返却し、さらに遺体は火葬すらせずに不法投棄するというトラブルが2010年に起きました。

この業者は火葬炉完備と自社サイトに記載していましたが実際には設置されていなかったようです。ペット葬儀社を選ぶ際はホームページのチェックはもちろん、必ず現地に足を運んで施設を見学することをおすすめします。

 

【ケース3】事前告知なしでの閉園・倒産

2017年、とあるペット霊園が突然閉園しました。お知らせは施設入り口に立てられた1つの看板のみで墓地の解体・撤去作業が行われていました。遺骨がむき出し状態で山積みにされたまま放置されるなど酷い対応だったにも関わらず、行政は介入できなかったようです。

 

 

【トラブル回避!】契約前にチェックするべきポイント

大切な家族の一員であるペットの葬儀で不当な高額請求を求められたり、杜撰な扱いを受けることは絶対に避けたいですよね。もちろんすべてのペット霊園でトラブルが起きているわけではありません。

利用者の心に寄り添い供養をしてくれるペット霊園も多くあります。トラブルを避けるために利用者側が業者を見極めるためのポイントを紹介します。

 

 

1 ホームページに会社情報が詳細に記載されているか

霊園の場所や連絡先だけでなく、過去の運営実績や利用者の口コミ・体験談が載っていること、ブログやSNSをこまめに更新していることなども安心要素の1つです。また、詳細な料金表が掲載されているかも確認しておきましょう。

 

2 現地の見学

ホームページの写真や口コミを確認して良さそうだと感じても必ず現地に訪れて見学をするようにしましょう。手入れは行き届いているか、スタッフの対応はどうかはご自身で直接確認することが大切。

 

3 業界団体に加盟しているか

業界自体が比較的新しいものの、ペット葬儀社の社会的地位貢献のために様々な業界団体が設立されています。そういった団体や協会への加入はプラス要素として考えて良いでしょう。

当社も加入している「日本動物葬儀霊園協会」は動物葬儀業界で初めて法人化された協会です。各地域で実績と信頼が認められた動物霊園でのみ構成されているため、ペット霊園を選ぶ際、1つの参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

家族同然の大切なペットが不当に扱われたり、悲しみに暮れる飼い主から高額費用を巻き上げるなんて絶対に許されないことです。

トラブルに遭わないためには記事内でお伝えしたチェック項目を中心に複数のペット葬儀社を検討することが大切です。当社は日本動物葬儀霊園協会に加
入しており1級動物葬祭ディレクターも在籍しています。ペット葬儀のご相談やご質問などお気軽にお問い合わせください。

 

 

犬の寿命は?犬種によって違う?長生きさせるための生活習慣をご紹介

飼い主にとって愛犬と過ごす時間は何よりも大切なもの。

1日でも長く一緒に幸せな時間を過ごしたいですよね。では実際犬の寿命はどれくらいなのでしょうか?また、大型犬から小型犬まで様々な種類がいますが、犬種によって寿命の差はあるのでしょうか?

愛犬が健康で快適な生活を送れるよう、各犬種がどのような特徴を持っているのか、年齢別の注意点やバランスの良い食事の取り方などをご紹介します。

 

犬の平均寿命は14.1年!最も長生きな犬種は?

「アニコム家庭どうぶつ白書2022」によると犬の平均寿命は年々上昇しており、2020年度で平均14.1歳とのことです。2009年度時点での平均寿命が13.1歳なので、およそ10年で1歳平均寿命が上がったことになります。

その要因としては獣医療の発展や住環境の向上、飼い主の健康意識の高まりなどがあげられます。

最も平均寿命が高かった犬種はトイ・プードルの15.4歳で、最も平均寿命が低かったのはバーニーズ・マウンテン・ドッグの8.7歳です。

また、体の大きさ別で比較すると、小型犬の平均寿命が14.4歳なのに対し、大型犬の平均寿命は11.5歳という結果になりました。個体差はもちろんありますが、犬種によって平均寿命にも差があることがわかります。

人間と同じように、犬にも生理的・心理的な特徴があり、それぞれ個性があります。

例えば、運動量が多い犬種もいれば、理想的な体重を維持するために多くの栄養を必要とする大型犬もいます。このような違いを理解した上で、愛犬に最適なケアを行うことが重要です。

また、特定の犬種に適用される特別な要件や制限にも注意する必要があります。

 

小型犬代表 トイ・プードルの平均寿命は15.4歳

初心者でも飼育しやすく、トリミングで好みのカットをしてあげられることからも人気の高いトイ・プードル。

実は長寿犬としての一面ももっています。罹患しやすい病気は膝の皿が外れてしまう膝蓋骨脱臼です。

高低差の少ない住環境を用意する、床にカーペットを敷くなどで対応するとよいでしょう。

 

大型犬代表 バーニーズ・マウンテン・ドッグの平均寿命は8.7歳

スイスが原産国のバーニーズ・マウンテン・ドッグは大型犬の中でも運動量が少なくてすむため、近年日本でも人気の高い犬種です。

もともと涼しい地域で暮らす犬種のため、気温湿度共に高い日本での生活は日常的にストレスを受ける可能性が高く短命だという説もあります。

気をつけるべき病気のひとつに胃拡張・胃捻転症候群があげられます。食事中に空気を大量に吸ってしまうことで引き起こされる、大型犬に多い病気です。

早食いしないように工夫し、食後すぐに激しい運動をしないようにして予防しましょう。

 

愛犬の健康寿命を伸ばすために飼い主ができること

犬の平均寿命が伸びてきたとはいえ、人間よりも先に旅立ってしまうことに変わりはありません。

ケガや病気をせずに天寿を全うしてほしいと飼い主は願うはず。犬種を問わず健康に過ごすためには具体的にどのようなことを心がけるべきなのでしょうか?

1. 去勢・避妊手術

手術を受けることで生殖器関連疾患だけでなく、多くの病気の予防にもなります。さらに発情のストレス軽減や、マーキング行為の減少というメリットもあります。


2. 定期的な健康診断の受診

人間と違ってどこか痛かったり異変があったりしても話すことができません。

そのため飼い主がどんなに注意深く観察していても見落としてしまう病気のサインがあるかもしれません。予防という意味でも1年に1回は定期検査を受診して健康をチェックしましょう。



3. 犬種・年齢に合った食事を与える

最近は犬種ごと、月齢別、病気予防など様々な種類のフードが販売されています。食べる量はもちろん、必要な栄養素にも配慮した食事にすることで健康維持に役立ちます。


4. ストレス・運動不足に気をつける

運動不足は肥満の原因だけでなく、ストレスになることも。ストレスが慢性化すれば様々な病気を引き起こしかねません。

理想は毎日の散歩ですが、高齢の犬や関節を痛めやすい犬種の場合は室内でおもちゃを使って遊ぶなど工夫ができるとよいでしょう。


5. 口腔環境・腸内環境を整える

年齢が上がると共に歯周病のリスクも増えます。歯周病は悪化すると全身の臓器に影響を与える大変な疾患です。歯磨きが苦手な犬も少なくないですが、子犬の頃から工夫して慣れてもらい習慣にすることが大切です。

また、便は健康のバロメーターといわれるほど重要な指標のひとつ。特に高齢犬は消化機能が弱っている場合もあるため、消化しやすいフードを選んだりサプリを使用したりして気遣ってあげましょう。

 

 

まとめ

犬の平均寿命は14.1歳といわれていますが、犬種によってバラバラです。大型犬よりも小型犬の方が比較的長生きというデータもありますが、人間より長生きすることはありません。

それでも飼い主は1日でも長く愛犬と共に過ごしたいと願うでしょう。愛犬が高齢になっても健康で過ごすために飼い主ができることはたくさんあります。犬種ごとの特性を踏まえて日頃からよく観察し、愛情をたっぷり注いであげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

事前に知っておこう!ペットの死因に多い病気トップ5【猫編】

飼い猫の平均寿命は15年ほどで、犬と比べるとやや長めです。それでも人間と暮らしていたら成長の早さを実感せざるを得ないでしょう。

大切な家族である愛猫には病気にかかることなく天寿を全うしてほしいものですよね。愛猫が健康で長生きするためには猫が発症しやすい病気を把握し予防すること、早期発見・早期治療に努めることが大切です。今回は猫の死因に多い5つの病気とその予防、治療方法についてお伝えします。

猫の死因第1位は悪性腫瘍

猫の死因として最も多い病気は悪性腫瘍、いわゆるがんです。発症部位により様々な種類がありますが、扁平上皮がん、肥満細胞腫、リンパ腫などが特に多いとされています。

症状にも個体差がありますが、しこりを確認して気づくケースが多いようです。また食欲不振や体重減少などの症状を伴うこともあるため、毎日の食事量や活動を注意深く見ておくことも効果的です。

治療方法としては人間同様に抗がん剤の投与や外科手術で対応します。

 

猫の死因第2位は泌尿器の疾患

なかでも腎臓病が慢性化した腎不全は発症率が高く、ゆっくり静かに進行するため初期に見つけることが難しく、とても恐ろしい病気のひとつです。

死因全体の30%も占めています。症状としては水を飲む量が増え、おしっこが頻回かつ薄いなどが挙げられます。この時点でもかなり病状は進んでしまっているため、気になったらすぐに獣医に相談しましょう。

多くの腎不全の原因は加齢によるものですが、5歳前後の若い頃に腎炎や尿石症に罹患歴があると、そのままゆっくり腎不全に移行していることもあるそうです。

予防策としては以下の通りです。

  • 日頃から水分をたくさん摂取させること
  • 栄養バランスのとれた食事を与えること
  • 定期的な健康診断を受診させること

また、近年ではより高精度に腎臓の機能異常を検出できるSDMAという指標が話題になっています。3000円程度の検査費で早期発見、早期治療に貢献しています。

腎不全は一度発症すると完治が難しく、基本的には進行を遅らせながらうまくつきあっていくことになります。投薬や検査が長期的に続くため、愛猫はもちろん、飼い主にも大きな負担がかかります。そのためペット保険の加入はほぼ必須ではないでしょうか。

ただし腎不全のような治療が長期間続く病気に対しては、補償が初発の1年のみという制限がかかるケースもあります。契約時には更新時に条件をつけないプランや通院補償に手厚いプランを選択するのもおすすめです。

 

猫の死因第3位は猫伝染性腹膜炎

ウイルスを病原体とする感染症の一種で感染した個体の体液や排泄物が口や鼻から入り感染します。

症状は大きく分けてウェットタイプとドライタイプの2種類にわけられます。ウェットタイプでは腹膜炎からくる胸水の症状が特徴的です。一方ドライタイプは体内の臓器に肉芽腫とよばれる組織のかたまりができるのが特徴です。

免疫力が低下した時に発症しやすいため、予防方法としては清潔な住環境を維持する、ストレスをためないようにする、栄養バランスのとれた食事を与えるなどが効果的です。

残念ながら現時点では有効な治療方法は確立されていないため、発症しないように予防に徹することが唯一の対抗手段となりそうです。室内飼育を徹底し、野良猫との接触にも気をつけましょう。

 

猫の死因第4位は循環器系の疾患

突然死の可能性もある心臓病。猫の場合、心臓の筋肉に異常が起こる心筋症を発症することが多いといわれています。

心筋症にもいくつか種類はありますが、猫の場合心臓の筋肉が厚く大きくなって心臓内部を圧迫してしまう肥大型心筋症が大半を占めます。体が大きいほど心臓の負担も大きくなるため、大型のメインクーンやノルウェー・ジャン・フォレストキャットなどは体格的、遺伝的に発症しやすいようです。

大型の猫でなくても肥満傾向にある場合は要注意です。肥大型心筋症は5歳前後の若い時期に発覚するケースも多いですが、投薬と適切な処置でその後も長生
きできる可能性もあります。

初期段階では目立った症状がないため、定期的な健康診断での早期発見が重要です。

 

猫の死因第5位は猫エイズ感染症

猫免疫不全ウイルス感染症ともよばれ、野良猫や外飼いの猫から感染するケースが多いです。一度感染すると体内から追い出すことができず、完治も望めません。

免疫不全の状態を起こすことで細菌やウイルスに感染しやすく治りにくい体質になってしまうため命に関わる危険な病気です。

予防方法のひとつにワクチン接種があります。しかし飼育時の必須ワクチンでないという点と、取り扱っている動物病院が少ないという点から完璧な予防策とは言い難いでしょう。感染経路の多くが喧嘩時の咬傷や野良猫との交尾によるものなので、室内飼育を徹底することが何よりも大切です。

まとめ

猫の平均寿命は15年と上昇傾向にありますが、飼い主ならばできるだけ長く一緒に過ごしたいと願わずにはいられないでしょう。

猫特有の病気や一度発症すると完治が見込めない病気もありますが、多くは定期的な健康診断やワクチン接種、室内飼いの徹底、日々のコミュニケーションで
の観察を通して予防ができたり、早期発見することができるものです。

猫の死因となり得る病気を把握し予防に努めるというのは大いに有効ということです。愛猫が健康で長生きできるように今できることから始めていきましょう。

事前に知っておこう!ペットの死因に多い病気トップ5【犬編】

大切な家族との幸せな時間はいつまでも続いてほしいものですよね。犬の平均寿命は年々上昇傾向にあり、平均で13年程度といわれています。

しかし寿命を全うし、老衰して亡くなる割合は意外にも低いことをご存知でしたか?犬も人間同様、様々な病気にかかる可能性があります。

今回は犬の死因に多い5つの病気とその予防、治療方法についてお伝えします。

犬の死因第1位は悪性腫瘍

犬の死因として最も多い病気は悪性腫瘍、いわゆる「がん」で、18%を占めています

高齢になるほど発症率が高まるため、平均寿命が長くなると同時に死因としても増加傾向にあるのかもしれません。治療方法としては抗がん剤の投与、放射線治療などです。

皮膚にできるタイプのものは外科手術が必要になる場合もあります。薬物治療にしろ外科手術にしろ、治療には高額な医療費がかかるケースがほとんどです。早めにペット保険に加入しておくことをおすすめします。

また、早期発見、早期治療ができれば体力的にも金銭的にも負担が軽くなることは間違いないでしょう。日頃のコミュニケーションの中でよく観察し小さな変化を見逃さないことが大切です。

  • 食欲低下
  • 体重低下
  • しこり
  • 元気がない

これらの症状が続くならば、かかりつけのペットクリニックを受診し、獣医に相談した方がよいでしょう。


 

犬の死因第2位は循環器系の疾患

犬の死因として2番目に多い病気は循環器系の疾患で17%ほどを占めています

循環器系疾患にも様々な種類がありますが、代表的な心臓病として以下のものが挙げられます。

フィラリア症

蚊を媒介に感染し、犬の心臓や肺動脈に寄生して臓器に悪影響を及ぼす感染症のひとつで放置すれば最悪の場合死に至る危険な病気です。しかし定期的に予防薬を飲ませることと健康診断の受診で感染及び重体化を防ぐことが可能です。予防薬の定期的な摂取と健康診断を忘れずに行いましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

犬の心臓病の中で最もメジャーであり、特に高齢の小型犬に多く見られる病気です。遺伝的に発症率が高いとされている犬種はチワワ、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどです。

治療方法は投薬治療が一般的で完治は難しいものの、服薬を続ければ普通に生活できる場合が多いともいわれています。健康診断を習慣化することで早期発見に努めましょう。

犬の死因第3位は泌尿器系の疾患

急性腎不全や慢性腎不全をはじめとする腎臓病です。細菌感染や免疫異常からなる腎炎、尿路結石など様々な原因から発症します。高齢の犬ほど発症率は高く、ボクサーやシャーペイなど遺伝的にかかりやすい犬種もいます。

予防法としては塩分を控え、栄養バランスのよい食事を与えること、新鮮な水をいつでも飲める環境作りが有効です。また、日頃から水を飲む回数やおしっこ
の量をチェックし、異変があった際にはすぐに獣医に相談できるよう備えましょう。

 

犬の死因第4位は肝臓、胆嚢、膵臓系の疾患

犬の死因で全体の9%程度を占めるのが肝臓、胆嚢、膵臓系の病気です。急性肝炎の場合、白目や皮膚が黄色くなる黄疸症状が出ることが多く、発見しやすいです。

原因としては誤飲や薬の副作用が多いといわれています。殺虫剤や除草剤などの化学薬品が含まれるものを舐めてしまうと大変危険なので厳重に管理するよう心がけましょう。

 

犬の死因第5位は神経系の疾患

てんかん、椎間板ヘルニア、脳腫瘍など様々な神経系の疾患があります。てんかんの代表的な症状に「発作」がありますが、脳神経に異常があるてんかん発作以外の場合にも出る場合がありますが、MRIによって確実な診断を受けられます。

治療方法は一般的に抗てんかん薬の服薬です。適切な服薬があれば、大きな副作用もなく寿命を全うできますので疑わしい症状が出た際には早い段階で獣医に相談することをおすすめします。

また、椎間板ヘルニアも脊髄神経が圧迫されることで起こる神経系疾患のひとつです。ビーグル、ダックス、プードルなどは体の構造的に発症しやすい犬種とされています。

軽度な場合は薬剤投与としばらくの絶対安静で治療が可能ですが、重度の症状がある場合は一刻も早い外科手術が必要となります。体力的にも金銭的にも大きな負担となることが予想されるので日頃から動きを注意して観察し早期発見に努めるのはもちろん、ペット保険にも忘れずに加入しておきましょう。

 

まとめ

大切な愛犬には病気にかからず寿命を迎えてほしいと願って当然です。

しかしどれほど念入りに予防し、健康に気を使っていても突然なってしまう病気もあります。そんな時に「もっと早く気づいていたら」や「こんな注意していたら」という後悔をしないためにも早期発見、早期治療が大切になってきます。

ペット保険に加入して金銭的な心配なく病院で検査を受けられる体制をつくる、日々のコミュニケーション中に体調を観察する、1年に1回の健康診断を受診するなど、今日からでもできることはたくさんあります。

これらの積極的なケアで愛犬との幸せな時間を末永く楽しんでくださいね。

【ペットも健康診断が必要?】気になる検査項目から日頃のケア方法まで徹底解説

ペットとの暮らしは、飼い主にとって癒しや幸せを与えてくれるものです。

しかし、ペットの健康管理を怠ると、長く一緒に過ごすことができなくなってしまうこともあります。そこで、日頃からのケアや定期的なペットの健康診断を受けることが重要となります。

今回は、ペットの健康管理について、具体的に何に気をつけるべきかや健康診断について解説します。


日常ケア ①ブラッシング編

毛並みのブラッシングは見栄えを整えるだけでなく、ノミやダニを取り除き体を清潔に保つ役割もあります。また、皮膚を優しく刺激することで血行を促進しマッサージ効果を得ることでストレスの解消や皮膚トラブルの予防にも効果的です。

毎日のブラッシングが理想的ですが、中々時間が取れないという方は週3日〜4日を目処に行うよう心がけてください。


日常ケア ②歯磨き編

人間同様、犬や猫にも歯磨きが必要です。数日歯磨きをしないだけで歯垢が溜まり出し、口内の細菌と合わさることで歯石になりやがて歯周病に発展してしまいます。

歯周病が進行すると口臭や歯の痛みなどの症状から、重症化すると鼻腔炎やあごの骨の骨折、内臓疾患まで全身にダメージが広がってしまいます。そうならないためにも口腔内の清潔を保つ歯磨きはとても重要なのです。

頻度としてはもちろん毎日行うことが理想ですが、いきなりブラシで磨くと嫌がってしまう可能性があるため段階を踏んで慣らしていきましょう。まずは口元を触る、指に歯磨きペーストをつけて磨く、歯ブラシで前歯から順番に磨くというようにステップを踏み、コミュニケーションのひとつとして覚えてもらうことでストレスなく楽しめるようになってくれるはずです。

最近は舐めるだけでケアできるペーストや水に混ぜて飲んでもらう液体タイプの歯磨きなど、様々な種類の歯磨きグッズが発売されているので、慣れるまでの間に使ってみるのもよいかもしれません。


ペット健康診断を受診するメリットは?何歳から受けるべき?

健康診断を受けることで、病気やケガの早期発見・早期治療が可能になり、ペットの健康状態を維持することができます。

体に痛みや違和感があっても人間のように話せないペットに対して、非常に有効といえるでしょう。

ただあまり小さな頃から健康診断を受けるとかえってストレスになってしまう可能性もあるため、目安としては生後6ヶ月頃から少ない項目で受診し始めるのがおすすめです。

健康診断にかかる費用は?ペット保険は適用される?

病院ごとに異なりますが、血液検査とレントゲン検査のセットで1万円〜1万5千円程度が中央値のようです。

ペット保険に加入していても健康診断への適応は対象外の場合がほとんどですので、かかりつけの病院で検査項目と費用は事前に確認しておくとよいでしょう。


健康診断の主な項目

1. 問診、触診

食事の量や様子、排泄の状態、運動量などを獣医から聞かれます。気になることがあれば問診時に質問できるよう具体的な様子と共に伝えられるよう準備しておきましょう。

2. 血液検査

前脚にある静脈から採血します。一般的に血液一般検査と血液化学検査の2種類があり、肝臓や腎臓の機能から副腎などのホルモン検査まで様々に対応しています。すべての項目を網羅しようとすると費用もかかってくるため、月齢や気になる症状に合わせて項目を選んでいきましょう。


3. 尿、便検査

尿検査では尿路結石や細菌の有無、腎臓機能を調べることができます。特に猫は尿路結石症や腎不全にかかりやすく、重症化すると命にも関わってくるため定期的に受診することがおすすめです。また、便検査では消化器官の状態や寄生虫の有無を調べることができます。普段からお腹がゆるい、フードをよく吐き戻すなどの症状がある際は重点的に診てもらいましょう。

4. レントゲン検査

体内の状態をX線で撮影する検査です。主に内臓に異常がないかの判定に使用されますが、若い月齢であれば先天的な骨格異常の有無を調べたり、中〜高齢であれば関節の炎症や脊椎の状態、肺炎の早期発見などにも役立ちます。

5. 超音波検査

レントゲン検査よりもさらに詳しく内蔵の状態や動きを見ることができます。高齢の場合や他の検査で異常が出た場合に追加で検査することが多いです。

6. MRI検査

レントゲン検査では見ることのできない骨の中や脳を調べることができます。健康診断の項目には含まれていないことの方が多く、検査できる病院自体も少ないです。

 

まとめ

ペットと長く一緒に過ごすためには健康管理が欠かせません。人間と同様に、医療機関で定期的な健康診断を受けることで健康状態を把握し、早期発見・早期治療に役立てることができます。

何よりも大切なのは日頃からの観察や適切な食事、運動管理です。小さな変化を見逃さないようにペットとのコミュニケーションに気を使い、楽しい時間をすごしてくださいね。

ペットの火葬はすぐに依頼する必要がある?慎重に選ぶべき理由とは

ペットは家族の一員として愛されている存在であり、その死に直面することは飼い主にとって深い悲しみをもたらします。

同時に飼い主はペットをどのように見送るか悩むことになるでしょう。

人の場合、亡くなってから火葬まで3〜5日程度と迅速に行う必要がありますが、ペットの場合はこの限りではありません。ではペットの火葬はいつまでに行うべきなのか?また、火葬するためのペット霊園はどのように選べばよいのか?比較検討のポイントと共にご紹介します。


ペットの火葬を行うタイミングは?

ペットの火葬を行うべきタイミングは、飼い主の意向や状況によって異なりますが、一般的にペットが亡くなって数日〜1週間程度の時間を設けてから行うことが多いようです。

ドライアイスを用いて適切な保冷安置を行うことで、10日程度ならば腐敗を遅らせ綺麗な状態を保つことが可能だからです。

ドライアイスはお腹と背中に当たるよう配置するとより効果的です。人と違い、火葬までに時間的猶予を作ることができるため、火葬を依頼する会社選びも焦らずこの間に検討するのがおすすめです。



火葬までの流れと飼い主が行うべきこと

火葬までの間にまずは、ペットの火葬についてしっかりと知識を持つことが大切です。

そのためには複数のペット霊園のホームページや資料を調べ、火葬に関する情報を得ることがおすすめです。次に、ペット霊園を比較検討し、自分に合った霊園を選びましょう。比較する項目としては、火葬料金や設備、サービス内容、口コミや評判などがあります。

火葬料金だけでなく、火葬後の骨壷の種類や納骨方法、ペットの供養やメモリアルグッズなど、細かなサービス内容も一緒に比較するとよいでしょう。

ペット霊園によっては、ペットとの思い出を残すためのアルバムや、ペットの写真を飾るフレーム、遺骨を使用したアクセサリーの作成など様々なサービスがあります。良いお葬式は飼い主が悲しみから立ち直るきっかけにもなってくれます。

焦って適当な葬儀社に依頼して後悔しないよう、じっくり比較検討した上で自分に合ったペット霊園を選ぶことが大切です。


ペット霊園の比較検討ポイント

ペット霊園を比較する際には、自分が重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。

例えば火葬後に遺骨を受け取りたい場合は、個別火葬を行っているかを必ず確認しましょう。


1.施設の清潔さと設備

ペット霊園の施設や設備のクオリティは安心してペットを託す上で非常に重要です。施設の清潔さや設備の充実度、プライバシーを重視した設計など、可能であれば実際に足を運んでみた方が良いでしょう。


2.スタッフの対応やサービス内容

スタッフの対応やサービス内容は飼い主にとって安心感を与えるポイントの一つです。電話やメールでの問い合わせ対応や、ペットの受け渡し方法、火葬後の遺骨のお届けなど、サービス内容を確認しておきましょう。


3.火葬料金

ペット霊園ごとに火葬料金は異なります。また、火葬料金以外にも搬送料や遺灰処理料、追加料金などがかかる場合があるので、必ず事前に確認しておきましょう。火葬料金を重視して金額の安いペット霊園を選ぶ方も少なくないですが、設備やサービス内容の薄さが気になる可能性もあります。料金だけで選ぶのではなく、料金とサービス内容のバランスを考慮する必要があります。


4.アクセスのしやすさ

ペット霊園は都内や都心部にあるものが多いですが、個別で墓石を購入した場合などは広い敷地が必要になるためアクセスが悪いことがあります。供養のためのお参りに通いやすいのか、車で行くならば駐車場の有無や料金なども併せて確認しておきましょう。


5.口コミや評判

ネット上の掲示板やSNSには、ペット霊園の口コミや評判が掲載されている場合があります。実際に利用した人の生の声を参考にすることで、より自分に合った火葬場を選ぶことができるかもしれません。


まとめ

ペットが亡くなってから火葬を行うまでに慌てて依頼や手続きをする必要はないので安心してください。

火葬は飼い主にとって最期のお別れのタイミング。大切なペットが安心して旅立てるよう、葬儀を任せるペット霊園選びは慎重に行い納得のできる依頼先を見つけることが大切です。

当社ではご家族ごとに個別火葬を執り行い、真心をこめて供養いたします。

また、葬儀までどのように処置したらよいかなどのご質問にも24時間電話対応いたしますのでいつでもご相談ください。

 

【ペットロスから立ち直る】癒やしのためのガイド

大切なペットとの別れは、誰にとっても悲しいものです。

気持ちが沈んで日常生活を送ることが難しくなってしまったり、自分を責めてしまったりすることもあるかもしれません。そんな時に、飼い主が大切なペットの死から立ち直るためにどうすればよいのかをお伝えします。

癒しのためのガイドとして、ペットロスを乗り越えるための心構え、ペットを亡くした時の飼い主のあり方、今のペットとの生活を大事にする方法などを紹介します。

本記事を読むことで、ペットロスから立ち直るための具体的な解決策を見出し、今の生活をより大切にしていくきっかけになれば幸いです。

 

ペットロスはどんな状態?

ペットロスとは、ペットを失ったことによって感じる喪失感や悲しみ、そこから派生する身体的、精神的な症状のことを指します。

具体的には食欲不振や睡眠障害をはじめとする身体的な症状と孤独感や不安感などの精神的な症状です。

個人差はありますが、時間が経つにつれて症状が緩和されていくのが一般的です。では具体的にどのような過程を辿って悲しみは緩和されるのでしょうか?次項で紹介していきます。


悲しみのカラクリを心理学的に解する

人が大切な人を失った時、グリーフといわれる大きな悲嘆を感じ、その悲嘆は5つの段階を経て精神状態を変化させていくといわれています。

悲嘆の状態は、いわば心に傷が出来ているということ。大切なペットを失った飼い主がこれらの段階を経験することは普通のことです。回復時間と適切なケアを受けることでその傷は癒え、人間的な成長を遂げることができます。悲嘆の段階は次の5つです。

  1. 否定・・・事実を受け入れられず疑っている状態
  2. 怒り・・・やり場のない怒りを覚え、それを周囲にぶつけたりイライラしている状態
  3. 交渉・・・事実から逃れようと何かにすがろうとする状態
  4. 抑うつ・・・避けられない事実を悟り、喪失感に絶望し、なにも手につかなくなる状態
  5. 受容・・・避けられない運命として受け入れた状態

「辛い状態がいつまでも続くものではない」と頭でわかっていれば少しだけ心が軽くなるのではないでしょうか。


とことん悲しむ、誰かに打ち明ける

悲しみは当然の感情であるため、我慢する必要はありません。思い切り涙を流して泣くと案外すっきりするものです。また、家族や友人、ペット仲間にゆっくり話しを聞いてもらい、共感を得ることで立ち直る第一歩を踏み出せるかもしれません。

身近にいないという方は、ネット上のコミュニティや専門家によるカウンセリングを利用してみるのもよいでしょう。


良いお葬式で前向きな気持ちに

近年、ペットの供養も人間同様に行うのが主流になってきました。綺麗なお花と生前好きだったおもちゃを棺に入れてお見送りすれば、気持ちの整理がつきやすくなるでしょう。

当社ではご家族ごとに個別火葬で対応し、静かで穏やかなお別れの時間を提供いたします。


メモリアルグッズで思い出

いつでも一緒にいたい、思い出を形に遺したい、そんな想いに応えてくれるのがメモリアルグッズです。遺骨を封入したアクセサリーやミニサイズの骨壷などを作ることができます。メモリアルグッズを見るたびに楽しかった思い出が蘇って背中を押してくれることでしょう。


今のペットとの生活を大切にする方法

ペットロスから立ち直るための手段は、何よりも生きている間に後悔なく愛情を与えること、ペットとの生活を心から楽しむことではないでしょうか。

実際にペットロスに陥った人の中でも、充分な愛情を与えられたという飼い主は立ち直りが早いという報告があります。

一方、ペットロスを長く引きずってしまう人の特徴はペットとの生活の中で後悔がある人。仕事ばかりでペットの体調変化にすぐに気付けなかった、もっと遊んであげればよかったという後悔をしないように、当たり前の日常に感謝して大切に過ごしましょう。


まとめ

大切なペットの死は、誰にとっても深い心の傷となり簡単に克服するのが難しいものです。

だからこそ悲嘆に暮れることは当然の現象であることを理解し、とことん悲しむ方がむしろ前向きになれるきっかけになるといえます。それでも1ヶ月以上気持ちが沈んで生活がままならないという場合は、1人で悩まず専門家の手を借りましょう。

何より大切なのは、お別れの時に後悔しないよう一緒に過ごす当たり前の毎日を大事にしてたくさん愛してあげることです。幸せな思い出はいつまでも心に残りますし、旅立ち後にも飼い主の背中をそっと押してくれることでしょう。

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