一般的には猫は濡れるのを嫌います。猫が水嫌いな理由、それは猫の起源にあります。猫の祖先は、砂漠に住んでいました。昼と夜の気温差が20度以上という厳しい環境に耐えるため、その毛は、暑い時には断熱、寒い時には保温ができる機能的なものになりました。ただしこの毛、油分が少ないため、一度濡れたら乾くまで時間がかかってしまいます。砂漠で毛が濡れたまま夜になってしまったら、体温を奪われて命を落としかねません。
猫が水嫌いなのは、濡れたら乾かない毛の性質と、「濡れたら死ぬぞ!」という砂漠生活の危機感の名残だそうです。