まるでお団子のように身体を丸める動物「アルマジロ」。種類によっては、体長が10〜100cmとサイズもさまざまです。そんなアルマジロですが、近頃ペットとして飼うことを検討されている方が増えているそうです。
実は、アルマジロは人間に懐きやすい性格をしていて、飼育することも可能な動物です。ですが、アルマジロを飼う際の飼育方法ってまるで想像がつかないですよね。そこで、今回はアルマジロの生体や飼育方法について詳しく覗いてみたいと思います。
まずはアルマジロについて詳しく紹介!
アルマジロと聞くと、固そうな鱗と丸まったポーズを想像しますよね。アルマジロには複数の種類が存在していますが、完全にまん丸なポーズができるアルマジロはごくわずかなんです。
また、アルマジロの背中にある鱗は「鱗甲板(りんこうばん)」と呼ばれています。この鱗甲板は、とても頑丈で銃弾を跳ね返すこともできるそうです。
アルマジロを購入する前に知っておくべきこと
アルマジロは、攻撃的な性格ではなく、とても人懐っこい性格をしています。性格上はペットとして飼いやすい動物です。ですが、実際アルマジロを飼うとなるとその価格帯や寿命などどのくらいなのか気になりますね。
アルマジロの価格帯について
アルマジロの価格帯は、種類によって異なります。参考までに以下4種のアルマジロの価格をご紹介します。
- マタコミツオビアルマジロ⇒45万円
- ムツオビアルマジロ⇒45万円
- ココノオビアルマジロ⇒35万円
- アラゲアルマジロ⇒45万円
こうして見ると、アルマジロはなかなかの高額です。犬・猫と同等、場合によってはそれ以上の価格帯で販売されています。
アルマジロの寿命はどのくらい?
アルマジロの寿命は、種類によって異なります。その寿命は、平均すると8〜12年ほどです。中には15歳超えのアルマジロもいますし、丁寧な飼育次第では20年以上生きるアルマジロも存在します。
アルマジロを診てくれる動物病院をチェック
アルマジロはペットとして飼育することができる動物だとわかりました。しかし、日本国内でアルマジロを飼われている方はまだまだ珍しいです。
そのため、すべての動物病院がアルマジロを診てくれるかは保証できません。アルマジロを飼う際は、周辺の動物病院がアルマジロを診てくれるかをチェックしておいた方が、急病の際も安心です。
アルマジロの飼育ポイントとコツ
アルマジロの金額や寿命についてわかったところで、次に飼育時のポイントについて覗いてみたいと思います。
ゲージの大きさについて
アルマジロを飼育する際は、ある程度の広いスペースを用意する必要があります。時には、外で散歩させてあげるとより良いそうです。屋内で運動できるスペースを確保する方法でも大丈夫なので、90cm四方以上の飼育環境を用意してあげるのが無難です。
また、アルマジロはハムスターのように地中に穴を掘る習性を持っていて、潜ることを好む動物です。そのため、床に牧草や新聞紙などを敷いてあげるとストレスなく安心して飼育することができます。
温度管理について
アルマジロは暖かい気温の中で過ごす動物です。寒い気温は苦手なので、四季のある日本でアルマジロを飼育する際は、注意が必要です。春夏秋冬を通じて、温度の変化がないように、空調設備は必要不可欠です。
与える食事について
野生で暮らすアルマジロは、昆虫をはじめ、ミミズや蛇などを食べて生息しています。そのため、アルマジロには「動物性蛋白質」が必要だと考えられます。ペットとして飼育するアルマジロには、フェレットフードやキャットフードを与えると良いです。フェレットは肉食性の動物で、フェレットフードには動物性蛋白質が含まれているので、アルマジロに与える食事として応用することが可能です。
アルマジロを飼うのは難しい。けど、人に懐きやすい動物
いかがでしたでしょうか。今回はアルマジロをペットとして飼育する際に知っておきたいポイントをまとめてみました。アルマジロは、犬・猫と同じ、もしくはそれ以上の価格帯が販売されていて、飼育時も気を付ける点がいくつもあります。
決して、かんたんに飼うことのできる動物ではありません。しかし、性格はとても人懐っこく、愛くるしい姿も魅力的な動物です。ペットとして歓迎された際は、きっと大切な家族の一員として、たのしい時間を共に過ごせるに違いありません。