8月から10月頃が一番の食べ頃になる梨。甘くてシャリシャリした食感がクセになる果物です。食後のデザートとしても親しまれています。犬をペットとして飼っていると、愛犬が梨を欲しがるシーンも珍しくないはずです。そんな時、犬に梨を与えても大丈夫なのでしょうか?今回は、梨が愛犬にとって安心して食べることのできる果物7日を探っていきます。
結論、犬に梨を与えても大丈夫!
まず、梨は犬に与えても大丈夫な果物です。しかし、注意点もあります。梨はカリウムを多く含む果物のため、食後のおしっこの量が通常よりも多くなることがあります。車に乗せる予定をはじめ、親戚や友人のお宅へお邪魔する予定がある場合は、梨を与えるのを避けた方が良いかもしれません。
意外と有名?犬に梨を与えても大丈夫だという事実
愛犬に梨を与えても大丈夫なことがわかりました。では、この事実はどのくらいの人たちに認知されているのでしょうか。具体的な数字をもとに覗いてみましょう。
<犬に梨を与えても大丈夫なことは有名?>
とあるアンケートによると梨は犬にとっても安全な食べ物だと知っている飼い主の方は約85%もいらっしゃいました。食べさせていけないと思っていた方は約10%。分からないと回答された方は約5%となりました。
<犬は果物が大好物?>
アンケートでは、「梨以外の果物も与えているか」を質問。こちらも約85%の飼い主の方が「よく食べている」と回答されました。また、特に好んで食べる果物には、いちご(約70%)を越して、りんご(約90%)がトップに立っていました。上位にこそ上がりませんでしたが、犬はスイカも好むようです。私達が想像している以上に犬は果物が大好きな動物なのかもしれませんね。
犬に梨を与える際の注意点とは?
梨を犬に与えても大丈夫なことがわかりました。しかし、どんな食べ物でも過剰摂取はよくありません。また、梨を与えるうえで気をつけるべきポイントがあります。
梨の収穫時期に注意
収穫時期より前の梨には、アミグダリンという成分が含まれています。このアミグダリンは犬に中毒症状を与える危険性もあります。スーパーや青果店で販売されている梨でしたら問題ありませんが、愛犬には、必ず収穫時期を迎えた梨を与えるようにしましょう。
犬も人間と同じアレルギーも持つ場合もある
人間と同じく、梨にアレルギーを持つ犬もいます。症状の現れ方はそれぞれ。食べてすぐに書状が出る愛犬もいれば、数時間後に症状が出る場合もあります。特に1回目~2回目に梨を与える際は特に注意を払いましょう。犬がアレルギー反応を起こした際は以下の症状が現れます。
- じんましん
- 下痢や嘔吐
- 倦怠感
- 苦しそうな呼吸
これらの症状が現れたときは、速やかに動物病院で受診しましょう。また、心配の方は梨を与える前に事前に獣医へご相談するのもおすすめです。梨以外にも桃やリンゴでもアレルギー症状が起きた報告が多々あります。果物を与える際は、十分な注意を払って与えるといいでしょう。
梨の皮や芯をあげても大丈夫?
梨をはじめ、リンゴなどの果物の皮には農薬が残っている場合があります。また、皮には収穫時期前の梨に含まれ、中毒症状を引き起こすかもしれないアミグダリンが含まれています。梨を犬に与える際は、皮はもちろん芯も取り除いて与えてあげましょう。
まとめ!犬に梨を与える際のメリット・デメリット
食後のデザートとしても慣れ親しまれている梨。その味は甘く、シャリシャリとした食感がとてもクセになります。梨は水分量も多くて栄養価も高く、食物繊維も少なめなため犬のおやつとして与えても安心できる果物です。ただし、過剰接種には要注意です。また、収穫前の梨には愛犬が中毒症状を引き起こすアミグダリンという成分が含まれています。大切な愛犬に梨を与える際は、必ずスーパーや青果店で販売されている梨を与えるように心がけましょう。