ペットとして飼われる小鳥の中でも高い人気を誇る「インコ」。その愛くるしい見た目と飼いやすから、「犬」「猫」「ハムスター」に次ぐ、ペットの代表格とも呼べます。
今回は、現在「インコ」を飼われている方、もしくは、これから飼うことを検討されている方に向けて、「インコ」の平均寿命やかかりやすい病気、そして意外と間違っているかもしれない正しい飼い方についてご紹介していきます。
「インコ」の寿命は最大で50年!?
世の中にはたくさんの種類の「インコ」が存在しています。その種類によって性格はもちろん、寿命なども大きく異なるそうです。
一般的に「インコ」の寿命は5年〜10年ほどですが、種類によっては20年〜50年も生きる「インコ」もいるとのこと。
「インコ」の種類とその寿命について
- セキセイインコ(約7〜8年)
- ボタンインコ(約7〜10年)
- オカメインコ(15〜20年)
- キボウシインコ(40〜50年)
中には短命な「インコ」もいますが、寿命は飼い方次第で、大きく伸ばすことも可能です。家族同然でもある「インコ」たちの寿命が伸びることは、その分一緒に過ごせる時間も伸びるので、飼い主にとって喜ばしいことですよね!では、「インコ」の正しい飼い方を具体的に紹介していきたいと思います。
実は間違っている?正しい「インコ」の飼い方
まず「インコ」を飼うにあたって注意すべきポイントをまとめてみました。
- 「インコ」の体調を観察する
- 「インコ」に日光浴の時間を与える
- 「インコ」の姿勢に注意する など
ここからは、上記の注意ポイントをひとつずつ詳しく紹介していきたいと思います。
「インコ」の体調を観察する
「インコ」の体調は観察するには、体重やフンをチェックする必要があります。ある日、急激に体重が増加した場合は、注意が必要です。腫瘍(しゅよう)や腹水(ふくすい)を発症している可能性があります。まだ、体重が激減した際は感染症をはじめとした病気を患っている可能性もあります。
健康チェックには、フンの観察も欠かせません。健康な「インコ」のフンは、固形で深緑色をしています。しかし、飼っている「インコ」が他の色のフンを出したり、下痢らしき症状が確認できたら、病院で診察を受けることをおすすめします。
「インコ」に日光浴は必要不可欠
「インコ」には1週間の間に4〜10時間の日光浴の時間を確保する必要があります。日光浴をさせてあげないと「インコ」はビタミンを不足してしまい、十分なカルシウムを摂取できなくなってしまいます。カルシウムがないと、「インコ」の骨が弱くなってしまい、骨折をする恐れがあります。
ただし、夏場の時は注意が必要です。日光浴のためにゲージを長時間、日光に当ててしまうと、暑さのせいで体力をなくしてしまう「インコ」もいます。日光浴をさせる際は、日陰も確保できる工夫を施せるようにすることが大切です。
「インコ」の姿勢にも注意を払う事が大事
「インコ」は気温が低い時や眠くなると、羽を膨らませる習性があります。この習性は、病気の時にもよく見られる行動なんです。
近頃、羽を膨らませることが多くなったと感じる時は、部屋の温度を上げて、様子を確認するといいです。もし、暖かい環境の中でも羽を膨らませたままの場合は、病院に連れて行くことをおすすめします。
羽を膨らませる以外にも、羽が異様に下がっていたり、左右非対称で羽が下がっている場合も、病気の疑いがあるため、注意が必要です。
実際に寿命が伸びたインコの実績を紹介!
世の中には、飼い主の愛情で大幅に寿命が伸ばした「インコ」たちが多数存在します。
「セキセイインコ」の世界トップの寿命
陽気な性格で人気の「セキセイインコ」。ヨーロッパで暮らしていたペットの「セキセイインコ」は、29年も長生きした実績が報告されています。この記録は、あのギネス世界記録にも認められているんです。
「オカメインコ」の世界トップの寿命
また、アメリカでは32年生きたオカメインコもいたそうです。繊細で神経質な性格で知られるオカメインコを、ここまで長生きできたのは、飼い主の深い愛情があったからこそでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「インコ」たちも「犬」「猫」「ハムスター」と同じように、飼い主の方の愛情次第では、本来持つ寿命を大幅に伸ばせることがわかりました。
大切な家族の一員でもある「インコ」の命を伸ばすためにも、日頃の体調管理、日光浴の時間、姿勢の変化などに注意する必要があります。
また、与える食事の栄養バンランスにも注意を払うことで、「インコ」たちの免疫力を高め、あらゆる病から守ることができるはずです。しかし、「インコ」に限らず、私たち人間も含め、生き物には必ず命の終わりがやってきます。
もし、大切な「インコ」が亡くなってしまい、今お困りの方。もうすぐ、「インコ」とお別れの時がやってくるかもしれないという方がいらっしゃれば、私たち大阪ペット霊園社にご相談ください。家族の一員であるペットとのお別れの時を私たちがお手伝いさせていただきます。
「インコ」が亡くなられお困りの方は、こちらからお問い合わせください!
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