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フランスからペットショップが消える!?犬・猫の販売が禁止に。

2021年11月にペット大国として名高いフランスで動物愛護に関係するある法案が可決されました。それは、ペットショップでの犬・猫の販売が禁止されるというもの。ペットを飼っている世帯数が世界の中でもトップクラスで多いフランスでなら、ペットショップのニーズはかなり高いはず。そんな国で、なぜペットショップでの犬・猫の販売が禁止されるのでしょうか。そこには、日本も決して無視することのできない問題を解決するためでした。

 

動物愛護に関する新しい法案の内容

まずはこの法案の具体的な内容を覗いてみましょう。フランスでは、2024年1月1日よりペットショップでの犬・猫の販売が禁止されることになりました。これからは犬・猫を買う場合は、保護団体、または個人同士の譲渡を利用する必要があります。

この法案が可決された狙いは、犬・猫の衝動買いを抑制するためです。この法案に併せて、ペットの購入者には、飼育責任に関する誓約書の提出が必須となります。さらに、誓約書に署名した後7日間の待機期間も設けられるとのこと。また、未成年がペットを購入する際は、親の同意がなければ犬・猫を飼うことができないようになりました。ペットショップでは、ウサギや魚などを販売することができますが、ショーウインドウに陳列させた販売方法は禁止されるようにもなります。

この法案では、動物への虐待や遺棄を行った場合の厳罰内容も強化されます。ペットを虐待して死に至らせた場合、最大で禁錮5年、罰金は日本円にして約970万円が科せられます。現在のフランスの法律では、最大でも禁錮2年、約390万円の罰金となっているので、新しい法案でさらに厳しい厳罰が科せられるようになることがわかります。

 

日本でも大人気のあのショーも見れなくなる?

フランスの新しい法案で、犬・猫を飼う際のフローや虐待などの罪を犯した際の厳罰がかなり厳しくなったことがわかりました。しかし、その他にもこの法案では動物たちを守るために新たに設けられた新たなルールがあります。それを一つずつご紹介していきます。

イルカ・シャチなどの動物ショーが禁止に

新たな法案では、水族館でのイルカやシャチなどによる動物ショーも禁止されます。この法案の施行は2026年を予定しています。ただし、すべての施設で動物のショーが禁止されるわけではなく、特別な許可を得た施設のみ引き続きイルカ・シャチの飼育が認められることになっています。

サーカスでの野生動物の使用も禁止?

法案によって制限が設けられるのは、水族館だけではありません。移動型サーカス団での野生動物の使用も2028年から禁止となります。動物へ強制的にパフォーマンスさせたり、輸送なども禁止されることになります。

毛皮も市場から消える?

毛皮を作り出すためのミンクの生殖もこの法案によって禁止されることになります。その結果、フランスで唯一残っていたとされる毛皮製造施設も閉鎖することになりました。今後、野生動物によって作られた毛皮は市場から消えることになるでしょう。

 

フランスの動きに世界が注目

いかがでしたでしょうか。今回は2024年からフランスで開始される動物愛護に関する新たな法案について覗いてみました。この法案が可決された目的は、犬・猫の衝動買いを防ぐことで、飼育放棄されてしまう命を救うことにあることが分かりました。そもそもフランスでは、毎年10万頭の動物たちが飼い主たちによって捨てられています。この問題は、フランスだけの問題ではなく、日本も同じ課題を抱えています。フランスが動物たちの尊い命を守るために大きな動きを取ったことは世界からも注目を集めています。私たちが暮らす日本もフランスの行動を手本とし、法律の面から動物たちの命を守る取り組みを行うべきなのかもしれません。

 

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