【最後まで寂しくないように】ペットのお葬式にはどんなものを入れた方がよい?
【最後まで寂しくないように】ペットのお葬式にはどんなものを入れた方がよい?
近年では、ペットの葬儀も人間と同じように執り行われることが一般的になってきました。
人間の葬儀では、棺にお花や好きだったものを入れて一緒に火葬することがありますが、ペットの葬儀でも同じように色々なものを入れてあげられる場合があります。
この時、棺に入れるものを「副葬品」と呼びます。
ペットの葬儀を行う方は、最後まで寂しくないように好きだったものや思い出のものと一緒に送り出してあげたいと考える方は少なくないでしょう。
そこで今回は、ペット葬儀の際に棺に入れるものについて解説していきます。

棺に入れられるもの
ペット葬儀の際、棺にはどの様なものが入れられるのか、確認していきましょう。
【棺に入れられるもの】
- 食べ物
- お花
- 写真や手紙
- おもちゃ、ぬいぐるみ
- 装飾品
- 髪の毛
食べ物
天国でもたくさん好きだったものを食べて欲しいという願いから、葬儀の際に亡くなったペットが好きだったご飯やおやつを棺に入れてあげる飼い主さんは少なくないでしょう。
ぜひ生前好きだった食べ物を一緒に入れてあげてください。
お花
人間の葬儀で馴染みの深いお花は、ペット葬儀でも非常にポピュラーな存在です。
葬儀にお花が用いられるのは様々な理由がありますが、例えば亡くなった者を慰め、幸せを祈り、最後の贈り物をするという意味があります。
その為大切なペットの葬儀の際には、一緒に棺にお花を添えて送り出してあげましょう。
写真や手紙
最期に感謝の気持ちを伝え、寂しくないように写真やペットに向けた手紙を棺に入れることもあります。
ただし、生きている人が写っている写真を一緒に火葬することを良くないとする場合もあるので、事前にしっかりと確認することが大切です。
おもちゃやぬいぐるみ
ペットが好きだったおもちゃやぬいぐるみを入れる場合もあります。
おもちゃやぬいぐるみのサイズ、材質によっては入れることができないことも少なくありませんので、必ず葬儀を依頼する業者に確認しましょう。
装飾品
リボンや首輪など、ペットが身に着けていた装飾品も棺に入れてあげられることがあります。
髪の毛
人間の葬儀で親しい人の髪の毛や爪などを棺に入れることがありますが、ペット葬儀でもペットが寂しくないようにという気遣いから飼い主さんによっては、髪の毛を入れるという場合があります。

棺に入れられないもの
上記では、ペット葬儀の際に棺に入れられるものの例を挙げました。
次に、棺に入れられないものや、推奨されていないものの例を確認していきましょう。
【棺に入れられないもの】
- お金
- 服や毛布などの布類
- 不燃物
お金
六文銭や冥銭(めいせん)という言葉をご存じの方も多々いらっしゃると思いますが、亡くなった方が極楽浄土までの道のりでお金に困らないようにと、お金を棺に入れる事は人間の葬儀ではポピュラーなものです。
その為、ペット葬儀でもお金を一緒に入れてあげたいと考える飼い主さんも少なくはありません。
しかし、現在の日本ではお金を副葬品として棺に入れることはできないので注意が必要です。
理由としては、金属は火葬をしても燃えずに残ってしまうことや、法律の観点から入れられないようになっています。
服や毛布などの布製品
ペットが好きだった毛布や衣類を棺に入れてあげたいと考える飼い主さんは、非常に多くいらっしゃいます。
しかし、大量の煙が出てしまう事などから、布製品は棺に入れることができないことがあります。
燃えにくい素材でなければ入れられる場合もありますので、事前に確認が必要です。
不燃物
缶やビン、金属類などの不燃物も入れることができません。
ペットが好きだった缶の食べ物を入れてあげたいという飼い主さんにお持ち頂くことがありますが、その場合は容器に移すなどしましょう。
また、仮に燃えるものでも、革製品など燃やすと有害な物質が出るものも入れることができないので注意しましょう。

ペット葬儀で入れるものに関する注意点
ペット葬儀で入れるものについて注意したいのは、必ず事前に葬儀を依頼する業者に確認をすることです。
一般的には入れられるとされている副葬品も、業者によっては受け付けていないことも少なくありません。
また、棺に入れられるものとして挙げたものの中でも、場合によっては入れることができないこともあるので注意しましょう。
例えば、食べ物ではスイカなどのサイズが大きくて水分を多く含むものは入れられなかったり、色が濃いお花は骨に色が移ってしまうので入れられなかったりするものが挙げられます。

まとめ
いかがでしたでしょうか?ペットの葬儀で棺に入れられる副葬品は、基本的には人間の葬儀における条件と大きな違いはありません。
燃えやすいもの、強いにおいや色がないもの、多くの煙や有害な煙が出ないものを選択すれば基本的には入れてあげることができます。
「わざわざ持って行ったのに入れられなかった」ということにならないように、事前に葬儀業者に相談して、入れたいもの、入れられるものをよく相談しておくことをオススメします。
