ペット火葬から納骨・供養・葬儀まで、まごろろの大阪ペット霊園社
ペット火葬から納骨まで1級ディレクター僧侶が葬儀を執り行います 大切に供養してあげたいからすべて個別火葬で執り行います

【事前に知っておきたい】ペットの葬儀での注意点

現代では、ペットも人間と同じように葬儀を行うことが一般的になってきています。
それでも、人間の葬儀ほどペットの葬儀は浸透していないので、自身がペットの葬儀を行う際に戸惑ってしまう方も少なくはないでしょう。
そこで今回は、事前に知っておきたいペット葬儀での注意点について解説していきます。

 

 

【ペットの葬儀とは?】

ペットの葬儀は、基本的には人間の葬儀と同じものと捉えてよいでしょう。

元々は単純な焼却炉での焼却や土葬が一般的でしたが、大切な家族として共に生活してきたペットを丁寧に送り出したいと願う多数の願いから、現在では本格的な葬儀が行える葬儀社が増えてきました。

 

ペットの葬儀を執り行う業者は多種多様で、内容も様々です。

その為、ご自身が希望する葬儀内容をある程度明確にしておく必要があります。

例えば、火葬を合同で行うのか個別で行うのか、供養はどのように行っていきたいか、遺骨を残したいか、火葬に付き添うかどうか、宗派の希望、費用面などが挙げられます。

ご自身で考えることが難しい場合は、ペットの葬儀を専門に扱う業者に相談してみるとよいでしょう。

ペットの葬儀については不慣れな方の方が多いので、ほとんどの場合専門の知識を持ったスタッフが快く相談に乗ってくれたり、注意点を教えてくれます。

 

 

【持ち物や服装について】

持ち物について

お数珠やハンカチ、遺影、ペットが生前好きだったお菓子やおもちゃ、衣服等の供物、お花などが持ち込めますが、一緒に火葬できるものは限られますので注意が必要です。

葬儀を依頼する業者によって、持ち込みが可能な物が変わることがあるので必ず事前に確認しましょう。

他にも、火葬できないものに関しては持ち帰る必要がありますのでこちらも注意が必要です。

 

当園ではお数珠等必要なものをすべてご用意しております。

こちらへお越しの際には、ペットちゃんをお連れいただくのみでご葬儀が可能です。

 

服装について

ペットの葬儀での服装は、葬儀を行う場所によって異なります。

特に指定が無い場所もありますが、基本的には黒を基調とした落ち着きのある服装が好ましいでしょう。

 

 

【葬儀場でのマナー】

葬儀場でのマナーについても、人間の葬儀と大きな違いや注意点はありません。

静かにすることはもちろん、写真の撮影やお骨上げ、お焼香などはスタッフに確認しておくと間違いがありません。

マナーも大切なことですが、なにより注意したいのはペットの最期を尊重する心をもつことです。

ペットの葬儀は彼らの人生に対する最後の敬意を表すものであり、大変神聖なものです。

飼い主や家族は、ペットとともに幸せな生活を送ることができたことに感謝し、彼らの最期を静かに丁寧に送り出すことが大切です。

 

 

【まとめ】

今回は、ペットの葬儀での注意点について解説しました。

基本的には、人間の葬儀と同じように考えれば問題ありません。

供養の方法や葬儀の形式、場所、予算、日程、マナーなど決めるべきことや注意すべきことは少なくはありませんが、だからこそ事前にできる限りの備えをしておくことが大切です。

 

現在ではかなり手厚く葬儀を行うことができる葬儀業者も増えてきているので、自身の希望する内容に合うところを探してみてはいかがでしょうか?

もし、少しでも不安に思うことや疑問に思うことがあるのなら、いざという時はもちろん、事前にも専門知識の豊富な業者に相談をしておくとよいでしょう。

 

 

【ペットが危篤の際の対応は?】事前に知っておきたい対処法

ペットは多くの人々の生活に欠かせない存在であり、家族の一員として大切に育てられています。

しかし、どれだけ大切に育てられていても、ペットも我々と同様に寿命や病気、怪我によって危篤状態に陥ってしまうことがあります。

今回は、ペットが危篤の状況になった場合、飼い主としてどのような対応をすべきか、そして危篤に対して事前に知っておきたい対処法について考えてみましょう。



 

【ペットが危篤の際のサイン】

ペットが危篤の状態にあるかどうかを見極めるためには、いくつかのサインに注意する必要があります。

特に、下記の点が見られる場合は注意しましょう。

・意識の混濁

・食欲の減退や水を飲まなくなる

・元気がなくなり、あまり動かなくなる

・異常な呼吸をする

・体温の変化

・嘔吐や下痢

 

以上の通常と異なる行動や症状が現れた場合は、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。 過剰に気にし過ぎるのも問題ですが、できるだけペットの様子には気を配って些細なサインを見逃さないようにしましょう。



 

【危篤のペットに対する対処法】

ペットが危篤の状態にある場合、飼い主が取るべき対処法は以下の通りです。


1,緊急連絡

ペットが危篤の状態に陥った場合は、速やかに獣医師や動物病院に連絡し、対応を依頼しましょう。

 

2,応急処置の実施

獣医師に引き渡しするまでの間、危篤のペットに対して必要な応急処置を行うことが重要です。

例えば、止血や脱水症状の緩和、傷口を清潔に保つための消毒液や包帯の準備など適切な処置を行いましょう。

落ち着かせる ペットの危篤状態を悪化させないように、落ち着かせることが重要です。

普段よく過ごす場所や静かな場所に移動させ、安心させるために声をかけたり優しく触れたりしましょう。

 

3,周囲のサポートを求める

ペットが危篤の状態にある場合、飼い主だけでなく家族や友人にもサポートを求めるとよいでしょう。

精神的な支えや物理的な手助けを受けることで、対処がよりスムーズに行えます。

 

4,保険の確認

ペットの保険に加入している場合は、保険の内容や適用範囲を事前に確認しておきます。診療費や薬代など、医療費の支払いを軽減することもペットや飼い主にとって重要なことです。

 

 

 

【ペットが元気なうちに行うべきこと】

ペットが危篤になってからは、ペットのケアなど様々な対応に追われてしまうことがあります。

その為、ペットが元気なうちに準備をしておくことで、いざという時にあらゆる面でスムーズに対応することができるようになります。

準備しておくとよい事としては、例えば下記の点が挙げられます。

 

・緊急時に備えて事前に獣医師や動物病院を決めておき、緊急連絡先をメモしておく

・ペットの様々な症状例や応急処置の知識をつけておく

・いざという時に助けてくれる人を確保する

・ペット保険の加入を検討する

・ペットができるだけ長く健康でいられるように気を配る

・延命治療の内容や有無を検討する

・葬儀の業者や供養の方法を検討する

・危篤になったり、亡くなった際のシミュレーションをしておく。



 

【まとめ】

ペットが危篤の状態に陥った際には、飼い主が冷静に対応し、適切なケアを行うことが重要です。

ペットの健康状態を定期的にチェックし、危篤状態や危険な兆候が現れた場合は速やかに獣医師の診察を受けましょう。

事前にあらゆる準備や対策をしておくことで、緊急時のパニックやストレスを軽減し、ペットの安全を確保することができます。

できるだけペットを落ち着かせ、また周囲のサポートを得ることで、対処がより円滑に進むでしょう。

その為にも、事前に知っておくべき対処法を理解し、常にペットの健康管理には万全を期することが大切です。



【いつかは必ず訪れる】ペットが亡くなった場合の対応

大切なペットが亡くなってしまうことは、飼い主にとって非常に耐え難いできごとです。

気持ちの整理をつけることは難しいですが、それでも家族であるペットをしっかりと送りだしてあげるためにも、亡くなった場合の対応についてはよく考えておかなければなりません。

こちらでは、ペットが亡くなった場合の対応方法について分かりやすく解説していきます。


 

【心と手順の整理】

ペットが亡くなった場合、まずは心をできるだけ落ち着かせて冷静になり、何をする必要があるのかを整理する必要があります。

頭で考えがまとまらない場合は、ノートにひとつずつ書き出していきましょう。

人によって細かな手順は異なりますが、多くの方に共通する点で大まかに行うべきことは、下記の3つです。

【ペットが亡くなった場合に行うべきこと】

①遺体を適切に安置する

②葬儀や火葬の依頼

③死亡届やペット保険などの手続き

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

 

【ご遺体を適切に安置する】

ペットが亡くなった場合にまず最初に行うべきことは、遺体を適切に安置することです。

安置する際のポイントを順に挙げていきます。

・体勢を整える

可能であれば、死後硬直が始まる前にペットの体勢を整えてあげましょう。

ペットが亡くなった場合に最適な体勢としては、前足と後ろ足を内側に折り込むようにしてあげてください。

丸まった姿勢にしてあげることで、ペットの遺体を運びやすくなり、際や棺桶にも入れやすくなります。

また、まぶたが開いていたら、優しく閉じてあげてください。

死後硬直が始まってしまっている場合は、無理に動かすのはやめましょう。

・身体を清める

ペットが亡くなった場合、状況によって難しいこともありますが、出来るだけ身体を綺麗にしてあげてください。

湯灌をしてあげたり、濡らした布で汚れを拭いてあげたり、ブラッシングをすることで最期までできるだけ綺麗な姿で居させてあげてください。

ペットを綺麗にした後は、鼻や肛門に脱脂綿を入れてあげると尚良いでしょう。

・身体を保冷する

スペースがあまり過ぎない程度の棺や箱にペットを安置しますが、ペットの状態を美しく保ためにできるだけ保冷できるようにしましょう。

長期間保冷効果を保つために、タオルやドライアイスがあると良いでしょう。

ドライアイスは、お近くの氷屋さんか、ネット通販で即日発送で入手することができます。

箱の底に、ペットシートなどを敷いて、その上に毛布などを敷いてあげるとより良いでしょう。

 

 

【葬儀や火葬の依頼】

ペットを安置することができたら、ご自宅で埋葬をしない場合はすぐにペットの火葬業者や自治体に火葬や葬儀の依頼をしましょう。

ペットが亡くなった場合、多くの方が火葬をされますが、具体的にどのような火葬をするのかを決めておくと安心です。

詳しい火葬の内容については別のブログで詳しく解説しておりますので、こちらの記事では大まかな要点のみご紹介します。

①葬儀や納骨の有無を決める

ペットが亡くなった場合は、まず葬儀をどのように行いたいのか、また納骨をするかどうかを決めましょう。

当園のように人間とほとんど同じように手厚く葬儀や納骨を行うペット霊園もありますし、納骨が不要で火葬のみを行うのであれば地域ごとの自治体に依頼することもできます。

②合同火葬か個別火葬かを決める

ペットの納骨を行う場合は、遺骨を受け取ることができる個別火葬を選択しましょう。

個別火葬の中でも、業者によってペットを引き取りに来てくれるところがあったり、葬儀の内容も大きく異なったりすることがあります。

合同火葬の場合、他のペットと一緒に火葬することになります。

ただし、自治体へ依頼する場合は、費用は抑えられますが廃棄物として扱われてしまうため注意が必要です。

③希望の内容に沿った依頼先に連絡する

納骨や火葬方法など、葬儀の内容が決まっていたら速やかに依頼の連絡をしましょう。

もちろん、依頼前に相談ベースでの問い合わせでも構いませんので、不安な箇所や分からない箇所はプロである業者さんに相談することが重要です。

中には悪徳な業者もいることがありますので、出来ることなら事前に良く調べた上で相談をして、ペットが元気なうちから依頼先を決めておくとよいでしょう。

 

 

【死亡届やペット保険などの手続き】

ペットが亡くなった場合に注意が必要なのが、死亡届の提出が必要な場合やペット保険に加入している場合です。

例えば、犬を飼われていた方は狂犬病予防法に基づき、亡くなってから30日以内に各区の保健福祉センターへ死亡届の提出が必要です。

この際必要なものは、下記の3つです。

①ペットの鑑札

②犬の死亡・所在地等変更届

③飼い犬の注射済票

提出をしないままにしておくと、狂犬病の予防の案内が送られてきたり、拒否したとみなされて罰金を科されることもあるので注意しましょう。

細かな内容は地域によって異なることがあるので、お住まいの市区町村や保健所に確認しましょう。

また、ペット保険に加入されている方はペット保険の解約が必要です。

加入している保険会社に連絡をして、解約の手続きをしてください。

 

 

【まとめ】

大切なペットが亡くなった場合、悲しむ間もなくやらなければならない事がたくさんあります。

そのため、事前にどれだけ備えをしておくかが非常に重要となります。

こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

また、いざという時は一人で抱え込まずに出来るだけ周りの人や専門業者に相談して、出来ることからひとつずつ解決していく事を心掛けましょう。

 

【最期も大切に見送りたい】ペットの湯灌はしたほうがよい?

大切な家族であるペットの最期を見送る方法の一つに、湯灌(ゆかん)という儀式があります。

人間の葬式における湯灌はごく一般的なものですが、ペットが亡くなった際にも湯灌を行うことがあるのをご存知でしょうか?

こちらでは、ペットが亡くなった際に湯灌をしたほうがよいのか、また湯灌を行う際の手順について解説していきます。

 



【湯灌とは?】

湯灌という言葉は日常で頻繁に耳にする言葉ではありませんから、中にはそもそも湯灌とは何なのか?と思われる方もいらっしゃると思います。

湯灌とは、葬式に際してご遺体を入浴させて身体を清めてあげることをいいます。

単なる衛生上の理由だけでなく、宗教的な観点では亡くなった方の現世での疲れや汚れ等の不浄を「心身共に洗い清める」という意味も含まれた、葬式において非常に大切な儀式です。

以上のことから、丁寧に汚れを落とし、髪や髭を整え、化粧などを施してできるだけ綺麗な状態で送り出してあげることが重要となります。





【ペットにおける湯灌】

ペットにおける湯灌も、基本的には人間の葬式における湯灌と同じものという認識で問題ありません。

ご自身で行うこともあれば、当園のような専門の業者に依頼することもできます。

ご家族個人や葬式を依頼する業者によって細かな手順や内容は異なりますが、汚れやノミなどの虫を洗い流して身体を綺麗に保護し、見た目を綺麗に整えてあげることが一般的な湯灌の方法となります。

業者によっては湯灌を行っていなかったり、予約が必要であったり、ペットの状態によっては湯灌ができないこともありますので注意が必要です。

そのため業者に依頼する際は、必ず事前に問い合わせて確認しておくとよいでしょう。




【当園による湯灌の儀】

大阪ペット霊園社では、ペットのお葬式の際に「湯灌の儀」を執り行っております。

真心を込めて、丁寧に亡くなったペットを清めます。


下記に湯灌の手順や内容を記載しますので、ぜひご参考にしてください。


①シャンプー、トリートメントで体を清めます。

②爪が伸びている場合は爪切りをいたします。

③ ブロー、ブラッシングをして、毛並みを整えます。

④ 専用のお棺に布団を敷きペットを寝かせます。

 

※ご湯灌をご希望の場合は、ご予約時にお尋ねください。

※ペットの状態によっては湯灌の儀をお断りさせて頂く事がございます。




【まとめ】

湯灌はラストメイクともいわれており、彼らの最期を感謝と敬意をもって美しい状態で送り出してあげるだけでなく、赤ちゃんが生まれた時に産湯に浸かるように「新たに来世へ生まれ変わるためにという願い」が込められた儀式でもあります。

大切なペットのためだけでなく、ご遺族様の悲しみを和らげる効果もあるとされている双方にとって大切な行いなので、できることならペットの葬式の際には湯灌を行ってあげることを検討してみてくださいね。




【しっかりと供養するために】ペットの供養の事前知識

ほとんどのペットは人間と比べて寿命が短いので、新しいペットを家族に迎え入れるということはやがてお別れの日が来るということでもあります。

日々を一緒に過ごしていると自然に考えないようにしてしまうものですが、ペットを飼う以上は責任を持って、やがて来る時に備えて供養の知識をつけて置かなければなりません。

 

今回は、大切なペットが亡くなった際にしっかりと供養してあげられるように、事前に知っておくべき知識について解説していきます。





【ペットの供養とは?】

ペットの供養といっても、具体的にはどこからどこまでがペットの供養に当たるのか、曖昧な印象を持たれている方も多いでしょう。

一般的には、ペットが亡くなった際のお見送りに関することや、納骨、仏壇やお墓へのお供えをして冥福を祈ること、またお坊さんに読経してもらうこと、お線香をあげることなどもペット供養に該当します。

このように、ペットの供養という言葉の解釈はさまざまで、幅広い意味を持ちます。

 

ペットの供養にはさまざまな方法や形式がありますが、いずれもその目的は彼らを大切な家族の一員として尊重し、追悼をして安らかに弔ってあげることです。

 




【供養の準備】

ペットを供養するためには、事前に「どのような流れで何をするのか」ということを具体的に決めておくことが重要です。

ペットが亡くなってしまったいざという時、飼い主に残された時間はそう多くはありません。

悲しみの中で正常な判断ができず、悪徳な業者に騙されてしまうなんてこともありますので、ペットの供養について事前に知っておくことはとても大切なことです。

 



【ペットの供養方法】

ペットの供養に関するポイントとしては、理想の供養方法から逆算して何が必要かを明らかにしていくことが大切です。

 

例えば、ご自宅で供養をしたいとお考えなら、遺骨を受け取ることができる個別火葬ができる専門業者に依頼する必要があります。

そのために、ご自身の理想と費用に相応しい信頼できる専門業者を探すことが必要となるでしょう。

他にも、祭壇を設けるための仏具の準備や、手元供養であれば遺骨からアクセサリーを作成できる専門業者を探すなど、行うべきことがはっきりとしてきます。

 

ペットの供養に必要なことを明確にするためには、特に下記の要点を抑えておくとよいでしょう。

 

納骨が必要かどうか

ペットの納骨を行うか行わないかによって、供養の方法が大きく変わります。

納骨とは、ペットの遺骨を専用の骨壷に納めて、墓地や霊園に埋葬したり、納骨堂で供養することを言います。

納骨を行う場合は、必ず遺骨を管理できる火葬方法を選択しましょう。

 

納骨の場所を決める

ペットの納骨を行う場合、墓地や霊園に埋葬するのか、納骨堂で供養するのか、手元供養を行うかを選択しましょう。

 

火葬方法の選択

納骨を行わない場合は、自治体に依頼して火葬してもらうという選択肢もあります。

非常に安価で依頼できるという半面、遺骨が残らないことや一般廃棄物として処理されてしまうという点に注意しましょう。

施設での合同納骨や個別納骨、手元供養など納骨を行う場合は、専門の業者に依頼する必要があります。

個別での納骨で供養をしたいと考えるのなら、個別で火葬を行ってくれる業者を選びましょう。





【まとめ】

以上が最低限抑えておきたいペットの供養の事前知識の要点です。

出来ることなら、依頼先の専門業者や細かい火葬の種類など、より詳しい知識をつけておくとよいでしょう。

 

また、供養の知識のみではなく、心構えを整えておくことも非常に大切なことです。

いざという時に慌ててしまわない為にも、早いうちからいつか訪れるお別れの時に備えて悔いのないペットとの日々を過ごしてください。

 

 

【ペットも人間と同じ!?】ペットの納骨に関して分かりやすく解説します

ペットが亡くなった際には、どのように供養するかを考える必要があります。

人間と同じように丁寧に供養できる環境が増えていることや、幅広い供養の方法が浸透してきたことで飼い主の選択肢も増えてきています。

その中でも、近年ではペットの納骨が多くの飼い主にとって身近なものとなっています。

そこでこの記事では、ペットの納骨について分かりやすく解説していきます。

 



【ペットの納骨とは?】

ペットの納骨は、人間の納骨とほとんど同じようなものと捉えてよいでしょう。

ペットの遺骨を専用の骨壷に納めて、墓地や霊園に埋葬したり、納骨堂で供養することを言います。

死後も安らかに過ごせるように納骨を行い時間をかけて供養することで、いつでも大切な家族の存在を感じられたり、飼い主自身も少しずつ心の整理をすることができます。

 



【ペットの納骨方法】

ペットの納骨も、人間の納骨と同じようにいくつかの方法があります。

 

1家庭内での個人的な納骨

手元供養とも呼ばれる納骨方法で、専用の骨壷や箱にペットの遺骨を納め、自宅の敷地内などに保管する方法です。

ペットの存在をより身近に感じることができたり、ペットが好きだった場所などに埋葬したり、お家の仏壇で供養したりと、自由な形で供養することができます。

 

2施設での合同納骨

動物霊園やペット霊園などの専門施設を利用して、納骨を行うこともできます。

その中でも、他の遺骨と一緒に祀る場合を合同納骨といいます。

個別の墓石がないことや特別なスペースも必要ないため、安価で納骨ができます。

施設が代わりに管理や供養をしてくれることもメリットとして挙げられます。

ただし、合同納骨の場合は他の家族の遺骨と混ぜて埋葬するので、後から自分のペットの遺骨のみを受け取ることができません。

 

3施設での個別納骨

ペット霊園やお寺などの専門施設を利用して、個別で納骨をすることもできます。

これらの施設では、専用のお墓を用意し、ペットの遺骨を丁寧に納めることができます。

こちらも施設が飼い主に代わって管理や供養を行ってくれるので、頻繁にお参りや手入れができない方でも安心して納骨をすることができます。

 

当社でも、人間と同じように火葬や納骨、法要までを行うことができます。

ビル内に棚型のタイプを設置しており、個別に骨壷や写真立てやお花などを飾ることができるだけでなく、屋内に設置されているので天候を気にすることなくお参りすることができます。

 



【ペットの納骨の手続きと費用】

ペットの納骨を行う際には、葬儀業者や動物霊園に連絡して手続きを行う必要があります。

納骨の費用は、納骨する場所や施設、動物の種類などによって異なります。

 

ここで注意するべきは、個別納骨や手元供養をしたいという方は必ず「個別火葬」を選ぶということです。

費用の大半は火葬方法に充てられているので、必要な予算は比較的高くなりますが、ペットの遺骨を受け取ることができます。




【まとめ】

納骨は、ペットとの別れを迎える際に選択されることが多い供養方法の一つです。

その意味や方法、注意点をよく理解して適切な手続きを行うことで、ペットとの絆を永遠に保ち、彼らの存在を心に刻み続けることができます。

 

最期を見送る大切な行事ですから、後悔の無いように準備をしておくことが大切です。

特に、ペット霊園やお寺などの施設を利用する場合は、しっかりと見積りや下見、相談などで比較検討をしておくとよいでしょう。

 

当社ではしっかりとした設備が整っておりますので、葬儀、火葬から納骨、供養までのすべてを清潔なビル内で行うことができます。

ご検討中の方はお気軽にご相談ください。

 



【事前に知っておきたい】ペットの火葬の正しい知識

ペットは私たちの生活に欠かせない存在であり、多くの飼い主は大切なペットの最期には十分な敬意を払いたいと考えるものです。

そのためには、愛するペットが最期を迎える際には適切な葬儀方法を考える必要があります。

ペットを弔う際は火葬を行うことが一般的な方法ですが、その経験や知識が豊富だという方はごく少数でしょう。

そのため、事前にペット火葬に関する重要なポイントを抑えておくことが大切です。

そこでこちらの記事では、ペットの火葬について知っておくべき正しい知識と注意点について解説していきます。

 




【ペットの火葬とは?】

ペットの火葬にはいくつかの方法がありますが、特別な許可を得る必要があることや近隣住民への迷惑になる恐れがあるので、個人での火葬は避けた方がよいでしょう。

そのため、大抵の場合ペットの火葬には専門のペット火葬サービスを利用することになります。

 

専門のペット火葬サービスに依頼する場合、火葬方法は主に下記の2種類に分かれます。

 

合同火葬

他の家族のペットと合同で火葬や埋葬を行うため遺骨を受け取ることができませんが、安価で行うことができます。

民間のペット葬儀社ではなく、お住まいの地域の自治体に依頼する場合は、大切なペットが一般廃棄物として扱われてしまうことが多いので注意しましょう。

 

個別火葬

個別火葬は人間の火葬と同じように個別で火葬を行った後、返骨もしてもらうことができます。

他にも、火葬の立ち合いや埋葬、施設の利用(お仏壇の設置や法要)なども行ってもらえる場合があります。

 

当社では、在中している僧侶によってすべて個別火葬にて供養をいたします。

他にも、四十九日供養や月命日のご供養、遺品供養、お焚き上げ、納骨堂のご利用なども可能です。





【火葬の依頼について】

亡くなったペットを安置してから1日程度で火葬することが一般的です。

家族に触れられる最後の時間を大切に過ごしながらも、速やかに火葬の手続きを行わなければなりません。

 

まずはペットの葬儀業者や自治体に連絡し、ペット火葬の依頼をしましょう。

火葬の費用はペットのサイズや種類、依頼先の業者、地域、火葬方法によって変わります。

時には急いで調べなければならないこともありますが、できる限り事前に見積もりや下見をして、依頼先を決めておくと安心です。

 

 

 

【ペット火葬にあたっての注意点】

ペットの火葬を行う際は、下記の項目に注意しましょう。

 

1各種手続きの確認

ペットの火葬を行う際には、火葬の依頼にあたって様々な手続きが必要な場合があります。

例えば、一部の地域では火葬に関する特定の法的な規制があったり、犬の場合は死亡届の提出が必要だったり、血統書団体への登録の抹消手続きをする必要がある場合があります。

ペット保険に加入されている方は、火葬の費用が補償される場合がありますので必ず契約内容を確認しておきましょう。

 

2. 心の準備と火葬手順の整理

大切な家族であるペットも、いずれは必ず亡くなってしまいます。

それは、飼い主にとって非常に悲しく大きな出来事です。

いつか来る日の備えとして心の準備をして、火葬までの手順を整理するための時間を持つことが大切です。

必要であれば、一人で悩まずに専門家や身近な人に相談することもとても大切なことです。

当社では、長年の経験からアドバイスができることも多く、ペットを大切にしている皆様にいつでも親身になり心から寄り添う準備ができておりますので、ぜひ気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

 

【まとめ】

ペットの火葬は、ペットとの最後の別れを迎える際に選択される方法の一つです。

正しい知識と適切な準備を行うことで、ペットに対する最後の敬意を示し、死後も幸せになれるよう丁寧に弔ってあげることで、飼い主自身も心の平穏を得ることができます。

そのためにも、ペット火葬の正しい知識を事前に蓄えておきましょう。

 



【ペットの葬儀の相場を教えて!】地域別ペット葬儀の費用相場

大切な家族の一員との別れの時が訪れると、数多くの方がペットの葬儀について悩まれます。

近年では、ペットも人と同様に葬儀を執り行うことが一般的になってきました。

ペットの葬儀は愛する家族の一員を送り出す大切な行事であり、後で後悔しない為にも種類や相場について知っておくことはとても重要なことです。

 

ペットの葬儀が多様化していることに伴い、ペット葬儀社も増えていることから、供養方法の違いや葬儀にかかる費用相場を知りたいという方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ペットの葬儀にかかる相場について解説していきます。

 




【ペット葬儀費用の算出方法】

ペットの葬儀にかかる費用は、主にペットの大きさや種類、地域、葬儀内容の4つのポイントで算出されます。

 

1ペットの大きさや種類

基本的にペットが大きく、体重が重くなるほど相場は高くなります。

逆に、小型なハムスターなどは比較的安価に設定されていることがほとんどです。

 

2地域ごとの相場

土地代が高い都心部や四季折々の厳しい気候条件がある地域は、施設や設備の維持管理に費用がかかるため相場は高い傾向があります。

同じ地域でも葬儀社によって違いがありますので、ご自身の近所の費用相場を確認してみましょう。

 

3葬儀の内容

大まかな相場は10,000円〜50,000円程度ですが、火葬内容や追加のオプションによって費用が上昇します。

オプションには、葬儀式場の使用量や遺骨の受け取り、遺骨箱の費用など葬儀社によって様々です。

当社では体重別に火葬プランをご用意しています。詳しくは料金プランページをご覧ください。

 




【火葬の種類と料金相場】

ペットの葬儀が多様化していると冒頭でお伝えしましたが、具体的にどのような種類があるのか見ていきましょう。

 

ペットの葬儀を依頼する場合、主に火葬によって弔われますが、火葬の内容によって費用相場は大きく変わります。

依頼先のペット霊園や葬儀社によって対応や費用相場に違いはありますが、基本的には3つの火葬方法に分かれます。

 

1 自治体による合同火葬

お住まいの地域の自治体で合同火葬の依頼をすることができます。

いずれの地域でも最も安い火葬方法で、料金相場は無料〜10,000円程です。

 

地域によって相場は変わりますが、多くの自治体は3,000円~5,000円程度で収まります。

また斎場に直接持ち込むか出張回収かによっても、相場は変動します。

 

非常に安く火葬ができますが、ペットが一般廃棄物として扱われてしまう可能性が高く、遺骨も受け取ることができないのであまりオススメの方法ではありません。

とにかく安く火葬がしたいという方向けの葬儀です。

 

2 民間葬儀社での合同火葬

民間のペット葬儀社による合同火葬は、自治体による合同火葬とは異なり、他のお家のペットと一緒に火葬をして、葬儀や埋葬も一緒に行われます。

自治体との違いとしては、専門の火葬施設で葬儀ができるので、一般廃棄物として扱われることがないという点です。

 

料金相場は5,000円〜20,000円程度です。

ただし、こちらも遺骨を受け取ることができないので注意しましょう。

 

3 個別火葬

個別火葬は、人間と同じように個別で葬儀から火葬、埋葬を行います。

最期にできるだけ丁寧に供養してあげたい場合にオススメです。

 

料金相場は5,000円〜50,000円と比較的高額ですが、現代では人気が高くポピュラーな葬儀となっています。

遺骨を受け取ることができることも人気の理由で、他にもオプション料金が必要なこともありますが、火葬の立ち合いやお骨上げの対応をしてもらうこともできます。

仏壇やお墓を設けたい方や、自宅供養をしたいという方にもよいでしょう。

 

当社ではすべて個別火葬を採用しております。

お骨上げや納骨に関してもお客様のご要望に沿ってお選びいただけます。





【ペット葬儀の注意点】

ペットが亡くなってからは、葬儀までにかけられる時間はごく僅かです。

気持ちの整理がつかないまま慌てて葬儀社を探されるということも少なくはなく、

そこに付け込むようにずさんな内容の葬儀を勧めたり、相場以上の高額な費用を請求する業者も残念ながら存在しないとは言い切れません。

 

そのため、下記の点には特に注意しましょう。

 

・自社のホームページ等に価格表を掲載しており、明朗な料金提示を行っている葬儀社を選ぶ

・可能であれば複数社で見積もりを依頼して「費用の内訳と総額」を確認する

・たとえペットが健康でも、事前にある程度は行いたい葬儀内容や手順、相場を調べておく

・加入しているペット保険の内容を把握しておく





【まとめ】

ペットの葬儀は愛する家族の一員を送り出し、ペットだけでなく飼い主にとっても気持ちの整理を行うための大切なお別れの儀式です。

最後まで思いやりを持って弔い見送ってあげることが、飼い主からの最後の贈り物となります。

 

ペットの種類や葬儀内容、地域や葬儀社によって費用相場が異なるため、事前に費用やサービス内容を十分に比較検討して自身に合った信頼できる葬儀社を探しておくことが大切です。

 

 

【災害時の強い味方!】人命救助に奔走する災害救助犬の今

災害救助犬とは?

地震や台風などの災害時、土砂や瓦礫に埋もれた人たちを臭いで見つけ出すために災害現場に出動する犬たちのことです。

人の目では見えない場所でも、微かな息の臭いや体臭で被災者の位置を感知し、吠えることで知らせてくれます。

 

災害救助犬の歴史

災害救助犬の歴史は古く、16世紀前後に遡ります。冬季には氷点下30度にもなる極寒の地、スイスのアルプス山脈に設立された修道院で飼育されていたセント・バーナードの祖先が雪山での遭難者捜索のために訓練されたことが始まりだといわれています。

その後ヨーロッパを中心に災害救助犬が増えていきました。日本では1990年にジャパン・ケネル・クラブ(JKC)が災害救助犬の育成および認定を開始し、
1995年の阪神淡路大震災で初めて日本でも災害救助犬が活躍しました。

現在ではジャパン・ケネル・クラブを含めた複数の団体が各自治体、消防庁等と連携を取り災害救助犬の育成や派遣を行っています。

 

どんな犬が向いてる?

実は犬種やサイズに制限はなく、日本救助犬協会の実施する救助犬認定試験に合格すれば救助犬になることができます。大型犬ならスタミナが多く高低差にも強いですし、小型犬は狭い空間に入り込めるなどそれぞれに救助犬としてのメリットがあります。

ただし、認定試験を受ける前に「人を探す」「見つけて吠える」という訓練を積まなければなりません。

人や動物に対して攻撃性がないこと、環境変化に適応しやすいこと、嗅覚に異常がないことなどの特性を保持し、現在災害救助犬として活躍している代表的な犬種をご紹介します。

①ジャーマン・シェパード・ドッグ

警察犬としてのイメージが強いジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツが原産の大型犬です。筋肉質でがっしりした体格から想像できるように、タフでバランス感覚に優れています。性格は勇敢で忠誠心が高く、リーダーと認める存在の命令に服従する知能も併せ持ちます。

災害現場でもパニックに陥ることなく、人間の指示に従って的確に仕事をこなすことができます。

 

②ラブラドールレトリバー

飼い犬や盲導犬としても活躍するラブラドールレトリバーは賢く、穏やかで社交的な性格が特徴の大型犬です。

コミュニケーション能力も優れているため、救助時の連携はもちろん、救助後に被災者を癒やしてくれる存在でもあります。

 

③ゴールデンレトリバー

温和で友好的なゴールデンレトリバーは実は忍耐強いという一面も持ち合わせています。持ち前の人好きな性格を存分に活かし、災害救助犬として活躍しています。

 

④ボーダーコリー

牧羊犬として古くから人間と共に暮らしてきたボーダーコリー。ある研究では最も知能の高い犬種と評されるほど高い知能を誇ります。大型でありながらしなやかな体つきが特徴で、身体能力も申し分なしです。

また、他の犬への関心が薄く、むしろ人間とのコミュニケーションに楽しさを見出すことも多いため、被災地でもトラブルなく救助に専念することができます。

 

災害救助犬が行うこと

地震や土砂崩れで瓦礫の下敷きになった人を救助する災害救助犬の他に、山で遭難した登山者を捜索する山岳救助犬、海や川で溺れた人の救助や捜索を行う水難救助犬が存在します。

災害救助犬の場合は瓦礫の下の人を探し、吠えて知らせます。山岳救助犬は広大な雪山や山林の中で要救助者を探し出し、人に知らせます。水難救助犬は捜索はもちろん、溺れている人に浮き輪を渡しに行ったり、浅瀬まで連れ戻すところまで行います。

 

まとめ

災害救助犬の歴史から仕事内容、向いている犬の特徴などについて解説しました。地震や災害時はもちろん、山での遭難時や水難事故など活躍の場は広がり続けています。優れた嗅覚や運動神経を活かすだけでなく、被災者の心に寄り添い癒やしてくれるアニマルセラピーとしての役割も担っている救助犬は、災害大国日本でなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。

 

【危険!】犬にチョコレートは絶対NG!その理由とは?

2月14日といえば?そう、バレンタインデーですね。恋人や家族、友人に送るだけでなく、最近では自分用のご褒美としてチョコレートを買ったり手作りしたり、この時期はチョコを目にする機会が非常に多くなります。

人間にとっては甘くて魅力的なお菓子ですが、ペットにとっては毒にもなり得る危険な食べ物になってしまいます。なぜチョコレートが危険なのか、もしも誤飲してしまった場合どのように対処すればよいのか、飼い主の皆さんは今一度振り返ってみましょう。

 

なぜチョコを与えてはいけない?

チョコレートの主原料であるカカオには「テオブロミン」という成分が含まれています。

人間がこの成分を摂ると、素早く分解されリラックス効果を得ることができますが、犬は「テオブロミン」を体内で分解するのに長い時間がかかってしまいます。

そのため体内に蓄積され続け、中毒症状を引き起こしてしまうのです。実は私たち人間もチョコレート中毒を起こす可能性はありますが、分解が追いつかないほどの量を一度に食べる前に満腹になってしまうため現実的ではないというだけです。

犬は味蕾の中でも甘さを感じる部分が特に発達しており、甘いものが大好きです。チョコレートの匂いに誘われておねだりするかもしれませんが、毒だという認識をしっかり持つようにしましょう。

 

どんな中毒症状が出る?

チョコレート中毒で見られる症状には初期症状として嘔吐・下痢・失禁などがあり、進行すると体の震え・頻脈・けいれんなどが見られるようになります。

チョコレートの致死量は?

基本的に体格が小さいほど毒の許容量は少なく、大きいほど許容量は多くなります。ある研究によると「テオブロミン」の致死量は犬の体重1kgあたり100〜200㎎だそうです。

ただ、致死量まで至らずとも、体重の1kgあたり20㎎で軽症、40〜50㎎で重症、60㎎でけいれんが起こるとされています。

また、「テオブロミン」は苦味成分の一つであるため、ブラックチョコなど苦味の強いものほど含有量が多く、数10グラムでも命に関わるケースもあります。食べた量が少ないからと安心せず、動物病院を受診しましょう。

 

症状が出るまでの時間は?

摂取直後に症状が出ることは少なく、一般的には2〜6時間後くらいに初期症状が出始めるとされています。場合によっては半日〜数日後に突然症状が出る場合もあるので、油断は禁物です。

 

食べてしまった時の応急処置

チョコレートを誤飲してしまった時に飼い主が自宅でできる応急処置はほとんどありません。まだ飲み込んでいなければすぐに口から出させる程度です。飲み込んだ場合に無理やり吐かせるのは、かえって愛犬の健康を害する可能性が高まるため行わないでください。

飼い主がまず行うべきことは食べてしまったチョコレートの種類、量を確認することです。摂取した「テオブロミン」が体重1kgあたり20㎎を超えそうな場合は、症状がなくても速やかに動物病院を受診しましょう。

例えば体重3kgの小型犬ではビターチョコを30g(板チョコ半分程度)も食べてしまえば重症になってしまう可能性もあるので、小型犬は特に注意が必要です。

 

動物病院での治療

現在解毒薬がないため、動物病院では基本的に胃に残っているチョコレートを吐かせる対処療法になります。重篤な症状が出ているケースでは胃洗浄を行うこともあるようです。

 

誤飲を防ぐ対策

まずなによりも愛犬がチョコレートを食べないように飼い主が工夫することが大切です。

必ず手の届かない場所に保管すること、出先でもらったまま鞄に入れっぱなしにしないことを徹底し保管場所に注意しましょう。

また、日頃から人間の食べ物を与えない、散歩中に拾い食いをしないといったしつけも重要です。人間の食べ物をねだる姿は愛らしく、ついつい分け与えてしまう方も多いかもしれませんが、人間の食べ物には有毒成分でなくても砂糖や食塩の含有量が多いため、愛犬の健康を考えたら与えるべきではないでしょう。

健康で長生きしてもらうためにはドッグフードとペット用のおやつが最適です。

 

まとめ

愛犬にチョコレートを与えてはいけない理由から、万が一食べてしまった時の対処法までを紹介してきました。チョコレートは人間にとってはストレス解消、ダイエット効果など身体に良い食べ物なので、保管方法に気をつけてうまく付き合ってくださいね。

今回紹介したチョコレート以外にも、有毒な食べ物はたくさん身近に存在しています。食べたそうに寄ってきても、食べて喜んでいそうでも、人間と身体の作りが異なることを理解し、誤飲事故を未然に防ぐ対策をすることが大切です。

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