ペット火葬から納骨・供養・葬儀まで、まごろろの大阪ペット霊園社
ペット火葬から納骨まで1級ディレクター僧侶が葬儀を執り行います 大切に供養してあげたいからすべて個別火葬で執り行います

【最期も大切に見送りたい】ペットの湯灌はしたほうがよい?

大切な家族であるペットの最期を見送る方法の一つに、湯灌(ゆかん)という儀式があります。

人間の葬式における湯灌はごく一般的なものですが、ペットが亡くなった際にも湯灌を行うことがあるのをご存知でしょうか?

こちらでは、ペットが亡くなった際に湯灌をしたほうがよいのか、また湯灌を行う際の手順について解説していきます。

 



【湯灌とは?】

湯灌という言葉は日常で頻繁に耳にする言葉ではありませんから、中にはそもそも湯灌とは何なのか?と思われる方もいらっしゃると思います。

湯灌とは、葬式に際してご遺体を入浴させて身体を清めてあげることをいいます。

単なる衛生上の理由だけでなく、宗教的な観点では亡くなった方の現世での疲れや汚れ等の不浄を「心身共に洗い清める」という意味も含まれた、葬式において非常に大切な儀式です。

以上のことから、丁寧に汚れを落とし、髪や髭を整え、化粧などを施してできるだけ綺麗な状態で送り出してあげることが重要となります。





【ペットにおける湯灌】

ペットにおける湯灌も、基本的には人間の葬式における湯灌と同じものという認識で問題ありません。

ご自身で行うこともあれば、当園のような専門の業者に依頼することもできます。

ご家族個人や葬式を依頼する業者によって細かな手順や内容は異なりますが、汚れやノミなどの虫を洗い流して身体を綺麗に保護し、見た目を綺麗に整えてあげることが一般的な湯灌の方法となります。

業者によっては湯灌を行っていなかったり、予約が必要であったり、ペットの状態によっては湯灌ができないこともありますので注意が必要です。

そのため業者に依頼する際は、必ず事前に問い合わせて確認しておくとよいでしょう。




【当園による湯灌の儀】

大阪ペット霊園社では、ペットのお葬式の際に「湯灌の儀」を執り行っております。

真心を込めて、丁寧に亡くなったペットを清めます。


下記に湯灌の手順や内容を記載しますので、ぜひご参考にしてください。


①シャンプー、トリートメントで体を清めます。

②爪が伸びている場合は爪切りをいたします。

③ ブロー、ブラッシングをして、毛並みを整えます。

④ 専用のお棺に布団を敷きペットを寝かせます。

 

※ご湯灌をご希望の場合は、ご予約時にお尋ねください。

※ペットの状態によっては湯灌の儀をお断りさせて頂く事がございます。




【まとめ】

湯灌はラストメイクともいわれており、彼らの最期を感謝と敬意をもって美しい状態で送り出してあげるだけでなく、赤ちゃんが生まれた時に産湯に浸かるように「新たに来世へ生まれ変わるためにという願い」が込められた儀式でもあります。

大切なペットのためだけでなく、ご遺族様の悲しみを和らげる効果もあるとされている双方にとって大切な行いなので、できることならペットの葬式の際には湯灌を行ってあげることを検討してみてくださいね。




【しっかりと供養するために】ペットの供養の事前知識

ほとんどのペットは人間と比べて寿命が短いので、新しいペットを家族に迎え入れるということはやがてお別れの日が来るということでもあります。

日々を一緒に過ごしていると自然に考えないようにしてしまうものですが、ペットを飼う以上は責任を持って、やがて来る時に備えて供養の知識をつけて置かなければなりません。

 

今回は、大切なペットが亡くなった際にしっかりと供養してあげられるように、事前に知っておくべき知識について解説していきます。





【ペットの供養とは?】

ペットの供養といっても、具体的にはどこからどこまでがペットの供養に当たるのか、曖昧な印象を持たれている方も多いでしょう。

一般的には、ペットが亡くなった際のお見送りに関することや、納骨、仏壇やお墓へのお供えをして冥福を祈ること、またお坊さんに読経してもらうこと、お線香をあげることなどもペット供養に該当します。

このように、ペットの供養という言葉の解釈はさまざまで、幅広い意味を持ちます。

 

ペットの供養にはさまざまな方法や形式がありますが、いずれもその目的は彼らを大切な家族の一員として尊重し、追悼をして安らかに弔ってあげることです。

 




【供養の準備】

ペットを供養するためには、事前に「どのような流れで何をするのか」ということを具体的に決めておくことが重要です。

ペットが亡くなってしまったいざという時、飼い主に残された時間はそう多くはありません。

悲しみの中で正常な判断ができず、悪徳な業者に騙されてしまうなんてこともありますので、ペットの供養について事前に知っておくことはとても大切なことです。

 



【ペットの供養方法】

ペットの供養に関するポイントとしては、理想の供養方法から逆算して何が必要かを明らかにしていくことが大切です。

 

例えば、ご自宅で供養をしたいとお考えなら、遺骨を受け取ることができる個別火葬ができる専門業者に依頼する必要があります。

そのために、ご自身の理想と費用に相応しい信頼できる専門業者を探すことが必要となるでしょう。

他にも、祭壇を設けるための仏具の準備や、手元供養であれば遺骨からアクセサリーを作成できる専門業者を探すなど、行うべきことがはっきりとしてきます。

 

ペットの供養に必要なことを明確にするためには、特に下記の要点を抑えておくとよいでしょう。

 

納骨が必要かどうか

ペットの納骨を行うか行わないかによって、供養の方法が大きく変わります。

納骨とは、ペットの遺骨を専用の骨壷に納めて、墓地や霊園に埋葬したり、納骨堂で供養することを言います。

納骨を行う場合は、必ず遺骨を管理できる火葬方法を選択しましょう。

 

納骨の場所を決める

ペットの納骨を行う場合、墓地や霊園に埋葬するのか、納骨堂で供養するのか、手元供養を行うかを選択しましょう。

 

火葬方法の選択

納骨を行わない場合は、自治体に依頼して火葬してもらうという選択肢もあります。

非常に安価で依頼できるという半面、遺骨が残らないことや一般廃棄物として処理されてしまうという点に注意しましょう。

施設での合同納骨や個別納骨、手元供養など納骨を行う場合は、専門の業者に依頼する必要があります。

個別での納骨で供養をしたいと考えるのなら、個別で火葬を行ってくれる業者を選びましょう。





【まとめ】

以上が最低限抑えておきたいペットの供養の事前知識の要点です。

出来ることなら、依頼先の専門業者や細かい火葬の種類など、より詳しい知識をつけておくとよいでしょう。

 

また、供養の知識のみではなく、心構えを整えておくことも非常に大切なことです。

いざという時に慌ててしまわない為にも、早いうちからいつか訪れるお別れの時に備えて悔いのないペットとの日々を過ごしてください。

 

 

【ペットも人間と同じ!?】ペットの納骨に関して分かりやすく解説します

ペットが亡くなった際には、どのように供養するかを考える必要があります。

人間と同じように丁寧に供養できる環境が増えていることや、幅広い供養の方法が浸透してきたことで飼い主の選択肢も増えてきています。

その中でも、近年ではペットの納骨が多くの飼い主にとって身近なものとなっています。

そこでこの記事では、ペットの納骨について分かりやすく解説していきます。

 



【ペットの納骨とは?】

ペットの納骨は、人間の納骨とほとんど同じようなものと捉えてよいでしょう。

ペットの遺骨を専用の骨壷に納めて、墓地や霊園に埋葬したり、納骨堂で供養することを言います。

死後も安らかに過ごせるように納骨を行い時間をかけて供養することで、いつでも大切な家族の存在を感じられたり、飼い主自身も少しずつ心の整理をすることができます。

 



【ペットの納骨方法】

ペットの納骨も、人間の納骨と同じようにいくつかの方法があります。

 

1家庭内での個人的な納骨

手元供養とも呼ばれる納骨方法で、専用の骨壷や箱にペットの遺骨を納め、自宅の敷地内などに保管する方法です。

ペットの存在をより身近に感じることができたり、ペットが好きだった場所などに埋葬したり、お家の仏壇で供養したりと、自由な形で供養することができます。

 

2施設での合同納骨

動物霊園やペット霊園などの専門施設を利用して、納骨を行うこともできます。

その中でも、他の遺骨と一緒に祀る場合を合同納骨といいます。

個別の墓石がないことや特別なスペースも必要ないため、安価で納骨ができます。

施設が代わりに管理や供養をしてくれることもメリットとして挙げられます。

ただし、合同納骨の場合は他の家族の遺骨と混ぜて埋葬するので、後から自分のペットの遺骨のみを受け取ることができません。

 

3施設での個別納骨

ペット霊園やお寺などの専門施設を利用して、個別で納骨をすることもできます。

これらの施設では、専用のお墓を用意し、ペットの遺骨を丁寧に納めることができます。

こちらも施設が飼い主に代わって管理や供養を行ってくれるので、頻繁にお参りや手入れができない方でも安心して納骨をすることができます。

 

当社でも、人間と同じように火葬や納骨、法要までを行うことができます。

ビル内に棚型のタイプを設置しており、個別に骨壷や写真立てやお花などを飾ることができるだけでなく、屋内に設置されているので天候を気にすることなくお参りすることができます。

 



【ペットの納骨の手続きと費用】

ペットの納骨を行う際には、葬儀業者や動物霊園に連絡して手続きを行う必要があります。

納骨の費用は、納骨する場所や施設、動物の種類などによって異なります。

 

ここで注意するべきは、個別納骨や手元供養をしたいという方は必ず「個別火葬」を選ぶということです。

費用の大半は火葬方法に充てられているので、必要な予算は比較的高くなりますが、ペットの遺骨を受け取ることができます。




【まとめ】

納骨は、ペットとの別れを迎える際に選択されることが多い供養方法の一つです。

その意味や方法、注意点をよく理解して適切な手続きを行うことで、ペットとの絆を永遠に保ち、彼らの存在を心に刻み続けることができます。

 

最期を見送る大切な行事ですから、後悔の無いように準備をしておくことが大切です。

特に、ペット霊園やお寺などの施設を利用する場合は、しっかりと見積りや下見、相談などで比較検討をしておくとよいでしょう。

 

当社ではしっかりとした設備が整っておりますので、葬儀、火葬から納骨、供養までのすべてを清潔なビル内で行うことができます。

ご検討中の方はお気軽にご相談ください。

 



【事前に知っておきたい】ペットの火葬の正しい知識

ペットは私たちの生活に欠かせない存在であり、多くの飼い主は大切なペットの最期には十分な敬意を払いたいと考えるものです。

そのためには、愛するペットが最期を迎える際には適切な葬儀方法を考える必要があります。

ペットを弔う際は火葬を行うことが一般的な方法ですが、その経験や知識が豊富だという方はごく少数でしょう。

そのため、事前にペット火葬に関する重要なポイントを抑えておくことが大切です。

そこでこちらの記事では、ペットの火葬について知っておくべき正しい知識と注意点について解説していきます。

 




【ペットの火葬とは?】

ペットの火葬にはいくつかの方法がありますが、特別な許可を得る必要があることや近隣住民への迷惑になる恐れがあるので、個人での火葬は避けた方がよいでしょう。

そのため、大抵の場合ペットの火葬には専門のペット火葬サービスを利用することになります。

 

専門のペット火葬サービスに依頼する場合、火葬方法は主に下記の2種類に分かれます。

 

合同火葬

他の家族のペットと合同で火葬や埋葬を行うため遺骨を受け取ることができませんが、安価で行うことができます。

民間のペット葬儀社ではなく、お住まいの地域の自治体に依頼する場合は、大切なペットが一般廃棄物として扱われてしまうことが多いので注意しましょう。

 

個別火葬

個別火葬は人間の火葬と同じように個別で火葬を行った後、返骨もしてもらうことができます。

他にも、火葬の立ち合いや埋葬、施設の利用(お仏壇の設置や法要)なども行ってもらえる場合があります。

 

当社では、在中している僧侶によってすべて個別火葬にて供養をいたします。

他にも、四十九日供養や月命日のご供養、遺品供養、お焚き上げ、納骨堂のご利用なども可能です。





【火葬の依頼について】

亡くなったペットを安置してから1日程度で火葬することが一般的です。

家族に触れられる最後の時間を大切に過ごしながらも、速やかに火葬の手続きを行わなければなりません。

 

まずはペットの葬儀業者や自治体に連絡し、ペット火葬の依頼をしましょう。

火葬の費用はペットのサイズや種類、依頼先の業者、地域、火葬方法によって変わります。

時には急いで調べなければならないこともありますが、できる限り事前に見積もりや下見をして、依頼先を決めておくと安心です。

 

 

 

【ペット火葬にあたっての注意点】

ペットの火葬を行う際は、下記の項目に注意しましょう。

 

1各種手続きの確認

ペットの火葬を行う際には、火葬の依頼にあたって様々な手続きが必要な場合があります。

例えば、一部の地域では火葬に関する特定の法的な規制があったり、犬の場合は死亡届の提出が必要だったり、血統書団体への登録の抹消手続きをする必要がある場合があります。

ペット保険に加入されている方は、火葬の費用が補償される場合がありますので必ず契約内容を確認しておきましょう。

 

2. 心の準備と火葬手順の整理

大切な家族であるペットも、いずれは必ず亡くなってしまいます。

それは、飼い主にとって非常に悲しく大きな出来事です。

いつか来る日の備えとして心の準備をして、火葬までの手順を整理するための時間を持つことが大切です。

必要であれば、一人で悩まずに専門家や身近な人に相談することもとても大切なことです。

当社では、長年の経験からアドバイスができることも多く、ペットを大切にしている皆様にいつでも親身になり心から寄り添う準備ができておりますので、ぜひ気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

 

【まとめ】

ペットの火葬は、ペットとの最後の別れを迎える際に選択される方法の一つです。

正しい知識と適切な準備を行うことで、ペットに対する最後の敬意を示し、死後も幸せになれるよう丁寧に弔ってあげることで、飼い主自身も心の平穏を得ることができます。

そのためにも、ペット火葬の正しい知識を事前に蓄えておきましょう。

 



【ペットの葬儀の相場を教えて!】地域別ペット葬儀の費用相場

大切な家族の一員との別れの時が訪れると、数多くの方がペットの葬儀について悩まれます。

近年では、ペットも人と同様に葬儀を執り行うことが一般的になってきました。

ペットの葬儀は愛する家族の一員を送り出す大切な行事であり、後で後悔しない為にも種類や相場について知っておくことはとても重要なことです。

 

ペットの葬儀が多様化していることに伴い、ペット葬儀社も増えていることから、供養方法の違いや葬儀にかかる費用相場を知りたいという方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ペットの葬儀にかかる相場について解説していきます。

 




【ペット葬儀費用の算出方法】

ペットの葬儀にかかる費用は、主にペットの大きさや種類、地域、葬儀内容の4つのポイントで算出されます。

 

1ペットの大きさや種類

基本的にペットが大きく、体重が重くなるほど相場は高くなります。

逆に、小型なハムスターなどは比較的安価に設定されていることがほとんどです。

 

2地域ごとの相場

土地代が高い都心部や四季折々の厳しい気候条件がある地域は、施設や設備の維持管理に費用がかかるため相場は高い傾向があります。

同じ地域でも葬儀社によって違いがありますので、ご自身の近所の費用相場を確認してみましょう。

 

3葬儀の内容

大まかな相場は10,000円〜50,000円程度ですが、火葬内容や追加のオプションによって費用が上昇します。

オプションには、葬儀式場の使用量や遺骨の受け取り、遺骨箱の費用など葬儀社によって様々です。

当社では体重別に火葬プランをご用意しています。詳しくは料金プランページをご覧ください。

 




【火葬の種類と料金相場】

ペットの葬儀が多様化していると冒頭でお伝えしましたが、具体的にどのような種類があるのか見ていきましょう。

 

ペットの葬儀を依頼する場合、主に火葬によって弔われますが、火葬の内容によって費用相場は大きく変わります。

依頼先のペット霊園や葬儀社によって対応や費用相場に違いはありますが、基本的には3つの火葬方法に分かれます。

 

1 自治体による合同火葬

お住まいの地域の自治体で合同火葬の依頼をすることができます。

いずれの地域でも最も安い火葬方法で、料金相場は無料〜10,000円程です。

 

地域によって相場は変わりますが、多くの自治体は3,000円~5,000円程度で収まります。

また斎場に直接持ち込むか出張回収かによっても、相場は変動します。

 

非常に安く火葬ができますが、ペットが一般廃棄物として扱われてしまう可能性が高く、遺骨も受け取ることができないのであまりオススメの方法ではありません。

とにかく安く火葬がしたいという方向けの葬儀です。

 

2 民間葬儀社での合同火葬

民間のペット葬儀社による合同火葬は、自治体による合同火葬とは異なり、他のお家のペットと一緒に火葬をして、葬儀や埋葬も一緒に行われます。

自治体との違いとしては、専門の火葬施設で葬儀ができるので、一般廃棄物として扱われることがないという点です。

 

料金相場は5,000円〜20,000円程度です。

ただし、こちらも遺骨を受け取ることができないので注意しましょう。

 

3 個別火葬

個別火葬は、人間と同じように個別で葬儀から火葬、埋葬を行います。

最期にできるだけ丁寧に供養してあげたい場合にオススメです。

 

料金相場は5,000円〜50,000円と比較的高額ですが、現代では人気が高くポピュラーな葬儀となっています。

遺骨を受け取ることができることも人気の理由で、他にもオプション料金が必要なこともありますが、火葬の立ち合いやお骨上げの対応をしてもらうこともできます。

仏壇やお墓を設けたい方や、自宅供養をしたいという方にもよいでしょう。

 

当社ではすべて個別火葬を採用しております。

お骨上げや納骨に関してもお客様のご要望に沿ってお選びいただけます。





【ペット葬儀の注意点】

ペットが亡くなってからは、葬儀までにかけられる時間はごく僅かです。

気持ちの整理がつかないまま慌てて葬儀社を探されるということも少なくはなく、

そこに付け込むようにずさんな内容の葬儀を勧めたり、相場以上の高額な費用を請求する業者も残念ながら存在しないとは言い切れません。

 

そのため、下記の点には特に注意しましょう。

 

・自社のホームページ等に価格表を掲載しており、明朗な料金提示を行っている葬儀社を選ぶ

・可能であれば複数社で見積もりを依頼して「費用の内訳と総額」を確認する

・たとえペットが健康でも、事前にある程度は行いたい葬儀内容や手順、相場を調べておく

・加入しているペット保険の内容を把握しておく





【まとめ】

ペットの葬儀は愛する家族の一員を送り出し、ペットだけでなく飼い主にとっても気持ちの整理を行うための大切なお別れの儀式です。

最後まで思いやりを持って弔い見送ってあげることが、飼い主からの最後の贈り物となります。

 

ペットの種類や葬儀内容、地域や葬儀社によって費用相場が異なるため、事前に費用やサービス内容を十分に比較検討して自身に合った信頼できる葬儀社を探しておくことが大切です。

 

 

【災害時の強い味方!】人命救助に奔走する災害救助犬の今

災害救助犬とは?

地震や台風などの災害時、土砂や瓦礫に埋もれた人たちを臭いで見つけ出すために災害現場に出動する犬たちのことです。

人の目では見えない場所でも、微かな息の臭いや体臭で被災者の位置を感知し、吠えることで知らせてくれます。

 

災害救助犬の歴史

災害救助犬の歴史は古く、16世紀前後に遡ります。冬季には氷点下30度にもなる極寒の地、スイスのアルプス山脈に設立された修道院で飼育されていたセント・バーナードの祖先が雪山での遭難者捜索のために訓練されたことが始まりだといわれています。

その後ヨーロッパを中心に災害救助犬が増えていきました。日本では1990年にジャパン・ケネル・クラブ(JKC)が災害救助犬の育成および認定を開始し、
1995年の阪神淡路大震災で初めて日本でも災害救助犬が活躍しました。

現在ではジャパン・ケネル・クラブを含めた複数の団体が各自治体、消防庁等と連携を取り災害救助犬の育成や派遣を行っています。

 

どんな犬が向いてる?

実は犬種やサイズに制限はなく、日本救助犬協会の実施する救助犬認定試験に合格すれば救助犬になることができます。大型犬ならスタミナが多く高低差にも強いですし、小型犬は狭い空間に入り込めるなどそれぞれに救助犬としてのメリットがあります。

ただし、認定試験を受ける前に「人を探す」「見つけて吠える」という訓練を積まなければなりません。

人や動物に対して攻撃性がないこと、環境変化に適応しやすいこと、嗅覚に異常がないことなどの特性を保持し、現在災害救助犬として活躍している代表的な犬種をご紹介します。

①ジャーマン・シェパード・ドッグ

警察犬としてのイメージが強いジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツが原産の大型犬です。筋肉質でがっしりした体格から想像できるように、タフでバランス感覚に優れています。性格は勇敢で忠誠心が高く、リーダーと認める存在の命令に服従する知能も併せ持ちます。

災害現場でもパニックに陥ることなく、人間の指示に従って的確に仕事をこなすことができます。

 

②ラブラドールレトリバー

飼い犬や盲導犬としても活躍するラブラドールレトリバーは賢く、穏やかで社交的な性格が特徴の大型犬です。

コミュニケーション能力も優れているため、救助時の連携はもちろん、救助後に被災者を癒やしてくれる存在でもあります。

 

③ゴールデンレトリバー

温和で友好的なゴールデンレトリバーは実は忍耐強いという一面も持ち合わせています。持ち前の人好きな性格を存分に活かし、災害救助犬として活躍しています。

 

④ボーダーコリー

牧羊犬として古くから人間と共に暮らしてきたボーダーコリー。ある研究では最も知能の高い犬種と評されるほど高い知能を誇ります。大型でありながらしなやかな体つきが特徴で、身体能力も申し分なしです。

また、他の犬への関心が薄く、むしろ人間とのコミュニケーションに楽しさを見出すことも多いため、被災地でもトラブルなく救助に専念することができます。

 

災害救助犬が行うこと

地震や土砂崩れで瓦礫の下敷きになった人を救助する災害救助犬の他に、山で遭難した登山者を捜索する山岳救助犬、海や川で溺れた人の救助や捜索を行う水難救助犬が存在します。

災害救助犬の場合は瓦礫の下の人を探し、吠えて知らせます。山岳救助犬は広大な雪山や山林の中で要救助者を探し出し、人に知らせます。水難救助犬は捜索はもちろん、溺れている人に浮き輪を渡しに行ったり、浅瀬まで連れ戻すところまで行います。

 

まとめ

災害救助犬の歴史から仕事内容、向いている犬の特徴などについて解説しました。地震や災害時はもちろん、山での遭難時や水難事故など活躍の場は広がり続けています。優れた嗅覚や運動神経を活かすだけでなく、被災者の心に寄り添い癒やしてくれるアニマルセラピーとしての役割も担っている救助犬は、災害大国日本でなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。

 

【危険!】犬にチョコレートは絶対NG!その理由とは?

2月14日といえば?そう、バレンタインデーですね。恋人や家族、友人に送るだけでなく、最近では自分用のご褒美としてチョコレートを買ったり手作りしたり、この時期はチョコを目にする機会が非常に多くなります。

人間にとっては甘くて魅力的なお菓子ですが、ペットにとっては毒にもなり得る危険な食べ物になってしまいます。なぜチョコレートが危険なのか、もしも誤飲してしまった場合どのように対処すればよいのか、飼い主の皆さんは今一度振り返ってみましょう。

 

なぜチョコを与えてはいけない?

チョコレートの主原料であるカカオには「テオブロミン」という成分が含まれています。

人間がこの成分を摂ると、素早く分解されリラックス効果を得ることができますが、犬は「テオブロミン」を体内で分解するのに長い時間がかかってしまいます。

そのため体内に蓄積され続け、中毒症状を引き起こしてしまうのです。実は私たち人間もチョコレート中毒を起こす可能性はありますが、分解が追いつかないほどの量を一度に食べる前に満腹になってしまうため現実的ではないというだけです。

犬は味蕾の中でも甘さを感じる部分が特に発達しており、甘いものが大好きです。チョコレートの匂いに誘われておねだりするかもしれませんが、毒だという認識をしっかり持つようにしましょう。

 

どんな中毒症状が出る?

チョコレート中毒で見られる症状には初期症状として嘔吐・下痢・失禁などがあり、進行すると体の震え・頻脈・けいれんなどが見られるようになります。

チョコレートの致死量は?

基本的に体格が小さいほど毒の許容量は少なく、大きいほど許容量は多くなります。ある研究によると「テオブロミン」の致死量は犬の体重1kgあたり100〜200㎎だそうです。

ただ、致死量まで至らずとも、体重の1kgあたり20㎎で軽症、40〜50㎎で重症、60㎎でけいれんが起こるとされています。

また、「テオブロミン」は苦味成分の一つであるため、ブラックチョコなど苦味の強いものほど含有量が多く、数10グラムでも命に関わるケースもあります。食べた量が少ないからと安心せず、動物病院を受診しましょう。

 

症状が出るまでの時間は?

摂取直後に症状が出ることは少なく、一般的には2〜6時間後くらいに初期症状が出始めるとされています。場合によっては半日〜数日後に突然症状が出る場合もあるので、油断は禁物です。

 

食べてしまった時の応急処置

チョコレートを誤飲してしまった時に飼い主が自宅でできる応急処置はほとんどありません。まだ飲み込んでいなければすぐに口から出させる程度です。飲み込んだ場合に無理やり吐かせるのは、かえって愛犬の健康を害する可能性が高まるため行わないでください。

飼い主がまず行うべきことは食べてしまったチョコレートの種類、量を確認することです。摂取した「テオブロミン」が体重1kgあたり20㎎を超えそうな場合は、症状がなくても速やかに動物病院を受診しましょう。

例えば体重3kgの小型犬ではビターチョコを30g(板チョコ半分程度)も食べてしまえば重症になってしまう可能性もあるので、小型犬は特に注意が必要です。

 

動物病院での治療

現在解毒薬がないため、動物病院では基本的に胃に残っているチョコレートを吐かせる対処療法になります。重篤な症状が出ているケースでは胃洗浄を行うこともあるようです。

 

誤飲を防ぐ対策

まずなによりも愛犬がチョコレートを食べないように飼い主が工夫することが大切です。

必ず手の届かない場所に保管すること、出先でもらったまま鞄に入れっぱなしにしないことを徹底し保管場所に注意しましょう。

また、日頃から人間の食べ物を与えない、散歩中に拾い食いをしないといったしつけも重要です。人間の食べ物をねだる姿は愛らしく、ついつい分け与えてしまう方も多いかもしれませんが、人間の食べ物には有毒成分でなくても砂糖や食塩の含有量が多いため、愛犬の健康を考えたら与えるべきではないでしょう。

健康で長生きしてもらうためにはドッグフードとペット用のおやつが最適です。

 

まとめ

愛犬にチョコレートを与えてはいけない理由から、万が一食べてしまった時の対処法までを紹介してきました。チョコレートは人間にとってはストレス解消、ダイエット効果など身体に良い食べ物なので、保管方法に気をつけてうまく付き合ってくださいね。

今回紹介したチョコレート以外にも、有毒な食べ物はたくさん身近に存在しています。食べたそうに寄ってきても、食べて喜んでいそうでも、人間と身体の作りが異なることを理解し、誤飲事故を未然に防ぐ対策をすることが大切です。

【2月22日は猫の日!】人気の猫ランキングTOP10

2月22日は猫の鳴き声であるにゃん・にゃん・にゃんの語呂合わせから猫の日に制定されています。

古代エジプトの壁画にも登場するほど古くから人に愛されていた存在であることがわかりますが、日本でも弥生時代の遺跡から猫の骨が出土しており、ネズミ退治兼飼い猫として可愛がられていた可能性が高いそうです。

2013年以降も国内で猫の飼育頭数が犬を上回るなどその人気は上昇傾向にあります。そんな中、アニコム損害保険会社が毎年発表している「人気の猫種ランキング」から2023年度のトップ10猫種をご紹介します。

 

1位 スコティッシュフォールド

同アンケート内でなんと15年連続1位であるスコティッシュフォールド。

起源は1960年代のスコットランドで突然変異的に生まれた垂れ耳の長毛種を計画的に繁殖させたことだと言われています。

スコティッシュフォールドといえば垂れ耳のイメージが強いですが、実は全体の30%ほどしかおらず、立ち耳の方が主流なんです。全体的に丸いフォルムが特徴で、性格は穏やかでひつ懐っこい一面も。

2位 混血種

猫全体の75%を占める日本で最も一般的な猫であり、2種類以上の猫同士から生まれた純血種以外の猫を指します。身体が丈夫で平均寿命も他の猫種よりも長いのが特徴です。三毛、サビ、キジトラ、サバトラ、黒、白など個性的な柄を楽しめるのが魅力的です。

3位 マンチカン

短い足が特徴的なマンチカン。大人でも10センチ程度にしかなりません。脚の長さによって長い方からスタンダード、スパーショート、ラグバガーと3種類に分けられることをご存知でしたか?

超短足であるラグバガーは比率的に低いので見かけたらラッキーかもしれません。短足ながら骨格がしっかりしているため運動は得意。足をクロスさせるようなマンチカン特有の歩き方に心奪われる人が続出中です。

4位 ラグドール

1960年代のアメリカで誕生したラグドールは、ぬいぐるみという意味のRag Dollが語源になっており、ふわふわの被毛と青い瞳が特徴です。長毛種ではありますが、毛がもつれにくく抜け毛も少なめ。

体は大きいですが、人に抱っこされるのが好きでスキンシップをとりやすいことも人気の理由です。

5位 ミヌエット


マンチカンとペルシャ系の猫をかけあわせて誕生したミヌエットは1990年代にアメリカで誕生した比較的新しい猫種です。

ふんわりとした毛並みと短足が特徴で、日本ではまだまだ珍しい品種にも関わらずランキング上位に入るという人気の高さが見て取れます。

6位 アメリカン・ショートヘア


アメショの略称で親しまれている短毛種のアメリカン・ショートヘア。ネズミを捕っていた習性から骨太で運動量も多めです。好奇心旺盛な性格であるため、高い身体能力と相まっていたずらがエスカレートしがちだとか。怪我をしないような環境作りをし、広い心で迎えてください。

7位 サイベリアン

極寒の地シベリアの森が原産のサイベリアンは大きな体と豊かな被毛が特徴です。

足の裏にも被毛があり、凍った雪道を歩くのに役立ちます。成長速度が他の猫種と比べて遅く、5年もの歳月をかけて成猫になります。(一般的な猫は生後1年〜1年半程度で成猫とよばれるようになります。)

犬のように飼い主に従順であり、水を嫌がらない子が多いという珍しい特徴が魅力的です。

8位 ブリティッシュ・ショートヘア

ブリティッシュ・ショートヘアはビロードのような毛並みに、くっきりとしたマズルが堪らないイギリスを代表する猫種です。その歴史は古く、先祖猫はローマ帝国から持ち込まれたとされています。

1870年代にロンドンで開催された世界初のキャットショーをきっかけに人気となり、ついにはイギリスが自国の猫と公認するまでに至りました。ブリティッシュブルーと呼ばれる毛色が最も有名ですが、今では200種を超えるコートカラーが存在しています。

9位 ノルウェージャン・フォレスト・キャット

森の妖精とも呼ばれ、北欧神話にも登場するほど古い歴史を持つノルウェー原産の大型長毛種です。豪快で圧倒的な存在感を放ちますが、温厚で賢いというギャップに魅了される方も多いのではないでしょうか。

10位 ベンガル

野生のベンガルヤマネコとイエネコの交配種であるベンガルは、スタイリッシュな体つきと美しいヒョウ柄が魅力的。運動量が多いため、キャットタワーや上下運動ができる遊び場の設置が望ましいです。ワイルドな見た目に反した人懐っこい性格に世界中の人が魅了されています。

 

まとめ

2023年の人気猫種ランキングを紹介しました。

お気に入りの猫は見つかりましたか?同じ猫でも種類によって見た目、性格、その歴史やルーツも大きく異なります。現在愛猫と暮らしている方も、これから一緒に暮らすことを考えている人にも愛くるしい猫たちの魅力が伝わっていたのなら嬉しいです。

【猫の発情期を知る!】何が起きる?困った行動の解決策は?

夜中に突然大きな声で鳴いたり、スプレーのようにおしっこを撒いたり、いつもと違う発情期の愛猫の行動に驚いた飼い主も多いのではないでしょうか。

猫の発情期の仕組みから時期、困った行動の解決策について飼い主なら知っておきたい知識をまとめました。

 

猫が発情する季節はいつ?

猫の繁殖期は1月〜9月頃まで続きます。メス猫の発情期は日照時間が大きく関わっており、14時間を超えると始まるとされています。

この仕組みは自然光だけでなく、室内の明かりからも影響を受けるため、飼い猫の場合は季節関係なく年中発情のタイミングといえるでしょう。発情期の発
現が日照時間に左右されるのはメス猫のみであり、オス猫には発情期というものは存在しません。

発情したメス猫の鳴き声やフェロモンを感じ取ることで発情が誘発されます。

 

発情期の行動

メス猫の発情期は

  • 「発情前期」
  • 「発情期」
  • 「発情後期」
  • 「発情休止期」

と呼ばれる4つの段階に分けられ、これらのサイクルを繰り返します。

発情前期

1日〜5日程度続く期間で、行動が活発になったり排尿回数が増えたりするのがこの時期の特徴です。

この時点ではオス猫が寄ってきても交尾には至りません。

発情期

4日〜10日に渡るこの時期に発情のピークを迎え交配も行われます。

メス猫は人間の赤ちゃんの泣き声に似た声が特徴的です。オス猫もメス猫の発情を感じ取り、大きな声で鳴いたりマーキングをします。

発情後期

交尾後50時間程で排卵され、発情後期となります。この時期に性行動はなく、発情行動自体も徐々に落ち着いてきます。期間は1日〜3日間です。

発情休止期

次の発情期までの休憩期間でオス猫にも興味を示しません。妊娠した場合、約2ヶ月で出産し、次の繁殖期まで発情しませんが、妊娠しなかった場合は5〜15日程度で再び発情します。

 

オス猫の発情期の行動

オス猫にはメス猫のようなサイクルはなく、落ち着きがなくなる、大声で鳴く、スプレーのようにおしっこを撒くなどの行動が見られるようになります。

 

発情行動の対策

発情期を迎えると、大きな声で鳴いたり、スプレー行動をしたり人間側から見ると困った行動が多くなります。

発情期特有のこれらの行動は本能なので、しつけで改善できるものではありません。また、基本的に一生涯続いていきます。

防音グッズやトイレシートでの対応なども、一時的な対応にすぎません。繁殖の予定がなければ、去勢・避妊手術を行うことが推奨されています。

 

避妊・去勢手術のメリット

①望まない妊娠の回避

猫は交尾の刺激で排卵するため、短時間散歩に出歩いた際に交尾し、妊娠してしまったというケースもあるほど妊娠する確率がとても高い動物です。さらに1度の出産で3頭〜5頭生むので数年であっという間に数が増えてしまいます。増えた子猫に責任を持てないのであれば、繁殖は避けたほうが賢明です。

 

②発情期の問題行動の抑制

大きな泣き声やスプレー行為は一緒に暮らす飼い主だけでなく、場合によっては近所迷惑となる可能性もあります。しつけや一時的な対応では根本的に解決が難しいですが、避妊・去勢手術を受けることで症状がかなり改善されることが報告されています。

 

③病気の予防

卵巣や子宮の病気をはじめ、性ホルモンに関連した病気を防ぐことが可能です。中でも乳腺腫瘍に関しては1歳までに避妊手術を受けることで86%予防が可能になります。

オス猫の場合、精巣腫瘍などの病気予防に役立ちます。

 

避妊・去勢手術のデメリット

全身麻酔を使用するため、少ないとはいえ医療事故が起こる可能性は考慮する必要があります。

麻酔のリスクは年齢、健康状態、品種によって大きく異なるため事前に検査を行った上で獣医の判断を仰ぎましょう。また、手術後は一般的に太りやすくなるといわれています。これは、手術前と比べて基礎代謝が低下するためです。

以前と同様の食事を与えていると肥満になってしまう恐れがあるため、適切な量を与えるように調整することが大切です。

 

まとめ

猫はその可愛さから近年ペットとしての人気が高い一方で、捨て猫、野良猫が0ではないという現状があるのも事実です。

繁殖力が高いため、軽い気持ちで子猫を産ませると数年であっという間に増えてしまうのです。発情期の問題行動や繁殖抑制の根本的な解決策は現在、避妊・去勢手術しかありません。猫を飼っている方、これから飼う予定のある方は、メリットとデメリットをしっかり把握した上で責任ある決断が望まれるでしょう。

【OK?NG?】年末年始の食べ物はペットと一緒に食べられる?!

年末年始は普段なかなか食卓に並ばないメニューやお菓子を食べる機会が増えますよね。

可愛いペットにおねだりされるとついつい与えたくなってしまうかもしれませんが、ちょっと待ってください。

人間にとっては美味しいごはんでも犬にとっては毒になってしまう食べ物は意外にも身近に潜んでいるのです。年末年始に食べる代表的な食べ物のOK?NG?判定とその理由を解説していきます。

年越しそば

そばの細く長く伸びる様から、大晦日には家族の健康と長寿を願って年越しそばを食す風習があります。

大切な愛犬にも健康で長生きしてほしい気持ちから一緒に食べたいと考える方もいるでしょう。そばは少量であれば犬に与えても問題ありません。ただし、「茹でた状態」で「味付けはせず」に与えるよう注意が必要です。

めんつゆ、薬味のねぎやわさびは中毒症状を起こす可能性のある危険な食べ物なので誤飲しないように徹底してください。

 

お雑煮

お雑煮は犬にとって塩分が高すぎることと、お餅を咀嚼しきれずに喉につまらせてしまう可能性があることから与えるのは推奨できません。

お正月気分を味わいたいということなら大根などで手作りのお餅風に仕上げると雰囲気が出るかもしれません。

 

甘酒

甘酒には酒麹から作られるアルコール入りのものと、米麹から作られるノンアルコールのものの2種類があります。

ノンアルコールの甘酒で塩、砂糖不使用であれば少量与えても問題ありません。大さじ1杯程度を目安としてください。

ビタミン、ミネラルが豊富な上、発酵食品のため整腸作用が期待できます。

 

お菓子

イベントや集まりが多いこの時期はお菓子やケーキなど甘いものが並ぶ機会も多いことでしょう。

人間にとって魅力的なお菓子も、犬にとっては危険な食べ物になってしまいます。特に以下のものは重篤な中毒症状を出す可能性もあるため注意が必要です。

  • カカオ、チョコレート
  • キシリトール
  • マカダミアナッツ

 

間違えて食べてしまったら?

犬にとって毒であるカカオやねぎを食べてしまった場合、症状が出ていなくても即座に動物病院に相談しましょう。

その際に「いつ、何を、どのくらい」食べてしまったかを把握しておくと治療がスムーズです。嘔吐や下痢などいつもと違う体調変化がないかも注意深く確認しておくと良いです。

犬にとって毒ではないけれど人間用のお菓子を食べてしまったという時は、即座に重篤な体調変化が起きるということはあまりないので、慌てずしばらく様子をみてください。時間が経ってから体調不良になる場合もあるので、気になる症状が出た場合には動物病院を受診しましょう。

 

人間用のお菓子はなぜ犬にはNG?

食べ物を消化するために体内から分泌される消化酵素は人間と犬とでは大きく異なります。つまり、人間にとっては正常に消化できる食べ物が犬にとっては毒になるということです。

例えば人間の唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼはデンプンを消化分解しますが、犬はこの消化酵素を多く持っていません。なのでデンプンを多く含む食品を食べ続けると消化不良を引き起こしてしまうのです。

人間と犬は元々主食が異なるためこのように消化酵素も異なっています。安易に人間用のお菓子を与えず、動物病院やペットショップで購入できるペット用のおやつをあげるようにしましょう。

 

年末年始に開いている動物病院の確認を!

年末年始は食べ物以外にも人の出入りの多さや厳しい寒さからストレスを感じて急に体調を崩してしまうということも珍しくありません。

動物病院の診療時間が通常時と異なるので、事前に確認しておくと安心です。また、ペット同伴で帰省や旅行に行く場合も現地で最寄りの動物病院を必ず
確認しておくことが大切です。

 

まとめ

犬に与えても問題ない食べ物もありますが与える量には十分気をつけること、あくまでドッグフードが主食であることを忘れないようにしましょう。

年末年始は普段と違う食事や人との交流を楽しめる機会である反面、いつもと違う状況にストレスを感じてしまったり、犬の食事知識のない人が人間用の食べ物を与えてしまったり事故も多い時期です。

飼い主はペットの食事に関する知識を身につけ体調を気遣いながら楽しい年末年始を過ごしましょう。

 

お電話は年中無休|24時間お受付