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【猫の発情期を知る!】何が起きる?困った行動の解決策は?

夜中に突然大きな声で鳴いたり、スプレーのようにおしっこを撒いたり、いつもと違う発情期の愛猫の行動に驚いた飼い主も多いのではないでしょうか。

猫の発情期の仕組みから時期、困った行動の解決策について飼い主なら知っておきたい知識をまとめました。

 

猫が発情する季節はいつ?

猫の繁殖期は1月〜9月頃まで続きます。メス猫の発情期は日照時間が大きく関わっており、14時間を超えると始まるとされています。

この仕組みは自然光だけでなく、室内の明かりからも影響を受けるため、飼い猫の場合は季節関係なく年中発情のタイミングといえるでしょう。発情期の発
現が日照時間に左右されるのはメス猫のみであり、オス猫には発情期というものは存在しません。

発情したメス猫の鳴き声やフェロモンを感じ取ることで発情が誘発されます。

 

発情期の行動

メス猫の発情期は

  • 「発情前期」
  • 「発情期」
  • 「発情後期」
  • 「発情休止期」

と呼ばれる4つの段階に分けられ、これらのサイクルを繰り返します。

発情前期

1日〜5日程度続く期間で、行動が活発になったり排尿回数が増えたりするのがこの時期の特徴です。

この時点ではオス猫が寄ってきても交尾には至りません。

発情期

4日〜10日に渡るこの時期に発情のピークを迎え交配も行われます。

メス猫は人間の赤ちゃんの泣き声に似た声が特徴的です。オス猫もメス猫の発情を感じ取り、大きな声で鳴いたりマーキングをします。

発情後期

交尾後50時間程で排卵され、発情後期となります。この時期に性行動はなく、発情行動自体も徐々に落ち着いてきます。期間は1日〜3日間です。

発情休止期

次の発情期までの休憩期間でオス猫にも興味を示しません。妊娠した場合、約2ヶ月で出産し、次の繁殖期まで発情しませんが、妊娠しなかった場合は5〜15日程度で再び発情します。

 

オス猫の発情期の行動

オス猫にはメス猫のようなサイクルはなく、落ち着きがなくなる、大声で鳴く、スプレーのようにおしっこを撒くなどの行動が見られるようになります。

 

発情行動の対策

発情期を迎えると、大きな声で鳴いたり、スプレー行動をしたり人間側から見ると困った行動が多くなります。

発情期特有のこれらの行動は本能なので、しつけで改善できるものではありません。また、基本的に一生涯続いていきます。

防音グッズやトイレシートでの対応なども、一時的な対応にすぎません。繁殖の予定がなければ、去勢・避妊手術を行うことが推奨されています。

 

避妊・去勢手術のメリット

①望まない妊娠の回避

猫は交尾の刺激で排卵するため、短時間散歩に出歩いた際に交尾し、妊娠してしまったというケースもあるほど妊娠する確率がとても高い動物です。さらに1度の出産で3頭〜5頭生むので数年であっという間に数が増えてしまいます。増えた子猫に責任を持てないのであれば、繁殖は避けたほうが賢明です。

 

②発情期の問題行動の抑制

大きな泣き声やスプレー行為は一緒に暮らす飼い主だけでなく、場合によっては近所迷惑となる可能性もあります。しつけや一時的な対応では根本的に解決が難しいですが、避妊・去勢手術を受けることで症状がかなり改善されることが報告されています。

 

③病気の予防

卵巣や子宮の病気をはじめ、性ホルモンに関連した病気を防ぐことが可能です。中でも乳腺腫瘍に関しては1歳までに避妊手術を受けることで86%予防が可能になります。

オス猫の場合、精巣腫瘍などの病気予防に役立ちます。

 

避妊・去勢手術のデメリット

全身麻酔を使用するため、少ないとはいえ医療事故が起こる可能性は考慮する必要があります。

麻酔のリスクは年齢、健康状態、品種によって大きく異なるため事前に検査を行った上で獣医の判断を仰ぎましょう。また、手術後は一般的に太りやすくなるといわれています。これは、手術前と比べて基礎代謝が低下するためです。

以前と同様の食事を与えていると肥満になってしまう恐れがあるため、適切な量を与えるように調整することが大切です。

 

まとめ

猫はその可愛さから近年ペットとしての人気が高い一方で、捨て猫、野良猫が0ではないという現状があるのも事実です。

繁殖力が高いため、軽い気持ちで子猫を産ませると数年であっという間に増えてしまうのです。発情期の問題行動や繁殖抑制の根本的な解決策は現在、避妊・去勢手術しかありません。猫を飼っている方、これから飼う予定のある方は、メリットとデメリットをしっかり把握した上で責任ある決断が望まれるでしょう。

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