ペット火葬から納骨・供養・葬儀まで、まごろろの大阪ペット霊園社
ペット火葬から納骨まで1級ディレクター僧侶が葬儀を執り行います 大切に供養してあげたいからすべて個別火葬で執り行います

【秋もフィラリア症にご用心!】愛犬家なら絶対に知っておきたいフィラリア症と予防法

暑い夏も終わり、気温が下がってくる10月。涼しくなって蚊を見かける機会が減りましたが、フィラリア予防は今の時期での対処が最も重要です。

蚊を見なくなっても投薬は必ず続けなければいけません。「蚊がいないのにどうして?」「いつまで飲み続ければいいの?」そんな飼い主さんの疑問にお答えするべく、フィラリア症とその予防法についてまとめました。

 

そもそもフィラリア症とは?

蚊が媒介するフィラリア(犬糸状虫)という寄生虫によって引き起こされる病気のことです。蚊が犬の血を吸う時に幼虫が体内に入り込み、成長して心臓や肺動脈に寄生すると命に関わる重篤な症状が出ることもある怖い病気ですが、飼い主が正しい知識を持ち対策を行えば予防をすることが可能です。

 

どんな症状?

感染初期は無症状である場合が多いです。

感染から数年経ち、体内でフィラリアの幼虫が成虫になる頃、心臓や血管が傷つけられて肝臓・腎臓などに深刻なダメージを与えます。

  • 軽症:平常時には目立った症状はないものの、軽い咳が続くことがあります。
  • 中等症:咳の症状に加え、食欲不振や元気の無さが現れます。
  • 重症:お腹がふくらむ、血尿が出る、呼吸が苦しそうなどの症状が現れます。

 

フィラリアの治療方法

①外科的な治療

心臓に寄生した成虫を手術で外科的に摘出する方法です。特殊な設備と高度な技術が必要なため、手術を受けられる施設が少なく、加えて犬の体にも大きな負担がかかってしまいます。

②成虫用駆虫薬での治療

予防薬として服用しているものは幼虫に対してのみ効力を発揮するため、成虫用の駆虫薬を使用します。

消化器官に寄生する寄生虫と違い、フィラリアは心臓や肺動脈に寄生するため駆虫薬によって死んだ寄生虫が血管内で詰まるリスクもあります。

 

予防期間

蚊が活動する時期を広く見積もって4月から12月の間は毎月1回、予防薬を服用することが推奨されています。

お住まいの地域や環境にもよりますが、近年は地球温暖化の影響もあり蚊の活動期間が長期化する傾向にあるため、予防薬の服薬期間も長めになっています。犬のフィラリア症は、1度感染すると駆虫・治療が難しいですが、きちんと予防薬を飲み続ければほぼ100%の予防効果が期待できます。

 

感染対策には予防薬が最適

蚊取り線香や蚊よけなどは感染予防対策としては効果が低いです。人や他の犬や猫に感染する可能性もあるため、予防効果の最も高い予防薬での対策が必須です。

予防薬を服薬することで、蚊に刺された際に体内に侵入したフィラリアの幼虫を駆虫できます。最近は様々な種類が出ており、食べやすいおやつタイプのものから嘔吐の心配がない滴下タイプ、1年間効果が長続きする注射タイプなどがあります。

犬の年齢や体質に合わせて処方してもらうようにしましょう。

 

予防薬を使用する際の注意点

1年中定期的に予防薬を与える場合はあげ忘れに注意してください。

また、蚊のいない冬季に休薬する場合は気をつけなくてはいけないことが2つあります。

投薬開始時にフィラリアの感染がないことをフィラリア検査で確認すること

1つ目は投薬開始時にフィラリアの感染がないことをフィラリア検査で確認することです。もし気づかないうちに感染していてフィラリアの幼虫が体内に侵入していた場合、一気に大量の幼虫が駆虫されることでショック症状が出てしまう危険性があるためです。

前年の残りがあっても自己判断で与えず、獣医に確認をしてから飲ませるようにしましょう。

勝手に服薬を止めないこと

2つ目は寒くなり蚊がいなくなったと思って勝手に服薬を止めないことです。フィラリア症予防薬の効果は感染後60日程度の幼虫にしかないとされているため、休薬を前倒しにすると、万が一体内に侵入していた幼虫がそのまま成長してしまう危険があります。

蚊がいなくなってから1ヶ月を目安に獣医と相談の上、服薬してください。

 

まとめ

フィラリア症はそこら中にいる蚊によって媒介される危険な病気です。狂犬病と違い、予防が法律によって義務付けられているわけではないですが、大切な家族を守るために必ず予防薬を飲ませましょう。

予防薬には様々なタイプがあり、年齢や体質に合わせて選ぶことができます。ただし予防薬を飲み始める時期は、ショック症状を防ぐためにもフィラリア検査を事前に受けることが推奨されます。

正しく使用すれば予防効果はほぼ100%です。お近くの獣医に相談の上、毎年忘れずに予防してあげましょう。

 

お電話は年中無休|24時間お受付