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【災害時の強い味方!】人命救助に奔走する災害救助犬の今

災害救助犬とは?

地震や台風などの災害時、土砂や瓦礫に埋もれた人たちを臭いで見つけ出すために災害現場に出動する犬たちのことです。

人の目では見えない場所でも、微かな息の臭いや体臭で被災者の位置を感知し、吠えることで知らせてくれます。

 

災害救助犬の歴史

災害救助犬の歴史は古く、16世紀前後に遡ります。冬季には氷点下30度にもなる極寒の地、スイスのアルプス山脈に設立された修道院で飼育されていたセント・バーナードの祖先が雪山での遭難者捜索のために訓練されたことが始まりだといわれています。

その後ヨーロッパを中心に災害救助犬が増えていきました。日本では1990年にジャパン・ケネル・クラブ(JKC)が災害救助犬の育成および認定を開始し、
1995年の阪神淡路大震災で初めて日本でも災害救助犬が活躍しました。

現在ではジャパン・ケネル・クラブを含めた複数の団体が各自治体、消防庁等と連携を取り災害救助犬の育成や派遣を行っています。

 

どんな犬が向いてる?

実は犬種やサイズに制限はなく、日本救助犬協会の実施する救助犬認定試験に合格すれば救助犬になることができます。大型犬ならスタミナが多く高低差にも強いですし、小型犬は狭い空間に入り込めるなどそれぞれに救助犬としてのメリットがあります。

ただし、認定試験を受ける前に「人を探す」「見つけて吠える」という訓練を積まなければなりません。

人や動物に対して攻撃性がないこと、環境変化に適応しやすいこと、嗅覚に異常がないことなどの特性を保持し、現在災害救助犬として活躍している代表的な犬種をご紹介します。

①ジャーマン・シェパード・ドッグ

警察犬としてのイメージが強いジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツが原産の大型犬です。筋肉質でがっしりした体格から想像できるように、タフでバランス感覚に優れています。性格は勇敢で忠誠心が高く、リーダーと認める存在の命令に服従する知能も併せ持ちます。

災害現場でもパニックに陥ることなく、人間の指示に従って的確に仕事をこなすことができます。

 

②ラブラドールレトリバー

飼い犬や盲導犬としても活躍するラブラドールレトリバーは賢く、穏やかで社交的な性格が特徴の大型犬です。

コミュニケーション能力も優れているため、救助時の連携はもちろん、救助後に被災者を癒やしてくれる存在でもあります。

 

③ゴールデンレトリバー

温和で友好的なゴールデンレトリバーは実は忍耐強いという一面も持ち合わせています。持ち前の人好きな性格を存分に活かし、災害救助犬として活躍しています。

 

④ボーダーコリー

牧羊犬として古くから人間と共に暮らしてきたボーダーコリー。ある研究では最も知能の高い犬種と評されるほど高い知能を誇ります。大型でありながらしなやかな体つきが特徴で、身体能力も申し分なしです。

また、他の犬への関心が薄く、むしろ人間とのコミュニケーションに楽しさを見出すことも多いため、被災地でもトラブルなく救助に専念することができます。

 

災害救助犬が行うこと

地震や土砂崩れで瓦礫の下敷きになった人を救助する災害救助犬の他に、山で遭難した登山者を捜索する山岳救助犬、海や川で溺れた人の救助や捜索を行う水難救助犬が存在します。

災害救助犬の場合は瓦礫の下の人を探し、吠えて知らせます。山岳救助犬は広大な雪山や山林の中で要救助者を探し出し、人に知らせます。水難救助犬は捜索はもちろん、溺れている人に浮き輪を渡しに行ったり、浅瀬まで連れ戻すところまで行います。

 

まとめ

災害救助犬の歴史から仕事内容、向いている犬の特徴などについて解説しました。地震や災害時はもちろん、山での遭難時や水難事故など活躍の場は広がり続けています。優れた嗅覚や運動神経を活かすだけでなく、被災者の心に寄り添い癒やしてくれるアニマルセラピーとしての役割も担っている救助犬は、災害大国日本でなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。

 

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