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【ペットのお盆供養】意外と知らないお盆供養の準備とスケジュールとは?

2023年のお盆は8月13日から16日です。お盆とはご先祖様を自宅にお迎えし供養する伝統的な日本の風習です。

最近ではペットも家族という考えが広まり、葬儀はもちろんお盆供養を行うというご家庭も増えてきているようです。その際にペットのお盆供養のために準備品や過ごし方についてご紹介します。

 

 

そもそもお盆とは?

あの世にいるご先祖様たちが現世に帰ってきて自宅で過ごすことのできる特別な期間のことです。

現代の日本では、家族や親戚で集まってご先祖様を供養する行事として定着しています。仏教用語である「盂蘭盆会(うらぼんえ)」、「盂蘭盆(うらぼん)」が元になっており、江戸時代頃から庶民の間で行事として定着していましたが、古来から日本各地で夏の時期にご先祖様の魂を供養する儀式があったともいわれています。

あの世の魂が帰ってくるという意味では、大切なペットにも同様のことが言えそうですね。

 

 

ペットのお盆供養のスケジュール

お盆の期間は数日間ありますが、迎え盆・お盆・送り盆の3つの期間に分けられます。それぞれの時期にはどのような意味があり、何をすればよいのでしょうか?

①前日までの準備

あの世からの魂をお迎えする準備として、お墓やお仏壇を掃除し盆棚を飾りましょう。

盆棚に飾るものは位牌、ロウソク、花立、香炉など普段から仏壇にあるもので問題ありません。盆棚の下に敷くござには真菰(まこも)を用意するとよいでしょう。

マコモは古くから神が宿る草として仏事や神事で使用されてきた植物です。仏壇店やネット通販で簡単に手に入れることができます。

あの世からの交通手段として精霊馬(しょうりょううま)の準備も欠かせません。きゅうりで馬を、なすで牛を表現し行きは馬で素早く、帰りは牛でのんびり帰ってほしいとの願いが込められています。

スーパーで売っている野菜と割り箸、つまようじさえあれば簡単に作ることができます。最近では趣向を凝らした精霊馬も多く見かけるようになりました。様々な素材やサイズの精霊馬も発売されていますのでお気に入りを見つけてみてください。

 

②迎え盆(お盆初日)

提灯やキャンドルで火を灯して迎え火をしましょう。迷わずに自宅に帰って来るための目印になります。

本来は玄関先や庭で火を焚きますが、お住まいの場所や様々な事情で難しいことも多いため、最近では便利な方法を選ぶ方も増えています。ペットのお墓がある場合は家族揃ってお墓参りに行きましょう。お盆初日の午前中が最も望ましいとされています。

 

③お盆中日

お盆の期間は生前と同じように水とご飯を準備しておきましょう。家族や親戚、友人らと楽しかった思い出を語りながら食事をすればよい供養になるのではないでしょうか。一番大切なのは大切に供養するそのお気持ちです。思い思いの供養をしてあげましょう。

 

④送り盆

最終日の夕方に自宅やお墓で送り火を焚きお見送りをします。迎え火と同様、提灯やキャンドルで代用することも可能です。オーダーメイドでペットの写真を入れることができる提灯や、スペースを取らないミニサイズのキャンドルなど時代に合ったアイテムがたくさん出ているのも嬉しいですよね。

因みに夏の風物詩でもある花火には、もともと迎え火、送り火の意味があったという説があります。お盆の時期に花火を上げて霊を慰めるものが、時代とともに家族や友人と楽しむイベントになったようです。

1つ注意したいのが、花火大会にペットを連れて行かないよう気をつけることです。人間にとっては綺麗で風流を感じられる花火でもペットにとっては危険極まりないもの。命に関わることもあるので、ぜひ心に留めておいてください。

お盆飾りの片付けは送り火が終わったらすぐその日中に行います。ただ、遅い時間帯になってしまうなどの場合はお盆が明けた翌日でも問題ないので安心してください。

 

 

まとめ

お盆の期間はあの世にいるご先祖様の霊が自宅に帰ってくる特別な日です。家族同様に大切な時間を共に過ごしたペットにも同じことがいえるでしょう。伝統的な日本の風習ということで、準備するものや行事をご紹介しましたが、一番大切なことは思いを馳せ大切に供養するという気持ちそのものです。

しきたり通りに準備ができなくても、手を合わせて各々の形でお祈りすることで気持ちは通じるはずです。大切なペットとの久しぶりの再開が心ゆくまで満喫できますように。

 

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