年末年始は帰省シーズン。ペットを飼っている方は一緒に連れて行くか、行くならどんな手段があるかお悩みの頃ではないでしょうか?目的地によっても異なりますが、ペット同伴での交通機関の利用には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
愛犬の犬種や性格に合った移動手段を選択できるようにまとめました。
また、帰省先に連れていけないという方向けのサービスも紹介しているので併せて参考にしてみてください。
ペットは帰省先に連れて行くべき?
最近は1人暮らしの方や共働きの家庭でもペットを飼っているという方は多いと聞きます。
個体差や環境の違いもありますが、ある程度はしつけることで留守番ができるようになるためです。しかし、犬はもともと社会性の高い動物です。そのストレスは計り知れないものでしょう。
帰省をはじめ12時間以上単独で留守番させることのないようにするのが賢明です。
帰省先に連れていけない時は?
■ペットホテルに預ける
ペットのための宿泊施設で、施設によっては日帰りから数日間の長期プランまで用意されています。
ペットサロンが経営している場合、ケージの種類が選べる等ペットにとって快適な環境で過ごすことができます。ただし、施設までの送迎が必要なこと、他のペットと同じ空間で過ごすためストレスを感じたり感染症をもらう可能性があることはデメリットとして把握しておく必要があります。
■ペットシッターを呼ぶ
自宅に招き、食事、散歩、トイレをはじめ様々なペットの世話をしてもらうサービスのことです。
環境が変わらないためペットにとってストレスを感じにくいことがメリットです。一方で医療行為対応のペットシッターが少ないこと、自宅の鍵を預けなければならないことはデメリットといえます。
ペット同伴帰省での移動手段の選び方
①自動車
メリット:完全なプライベート空間かつ自分のペースで移動できる点が最大のメリットです。ペットが神経質な性格、吠えてしまうという方にもおすすめです。
デメリット:到着時間が読みにくいこと、車酔いの可能性があることなどが挙げられます。
②新幹線
メリット:到着時間が読みやすく予定を立てやすいことがメリットです。小型犬におすすめです。
デメリット:持ち込み可能なキャリーにはサイズ制限ありほとんどの場合大型犬は不可です。また、持ち込み可能なサイズであっても鉄道会社によって手荷物料金が掛かることもあります。
③飛行機
メリット:小型犬から大型犬まで乗せることができ、国内であれば空港間をおよそ2〜3時間程度で移動できます。
デメリット:盲導犬や介助犬を除き、基本的に客室内ではなく貨物室で移動することになります。空調が不安定であったり、揺れが激しい、音がうるさいなどが大きなストレスになる可能性があるため注意が必要です。
最近では一部の航空会社で客席にペット同伴で乗ることができるサービスも登場しています。ケージサイズの制限をはじめ様々な条件はありますが、ペットを飼っている多くの方にとって朗報なのではないでしょうか。
持ち物リスト
- いつものフード
- 水
- キャリー(クレート)
- トイレグッズ
- お気に入りのタオルやおもちゃ
- ワクチン証明書
- 常備薬
環境が変わることにストレスを感じるペットは少なくありません。できるだけいつもと同じを再現できるよう、食べ慣れたフードを持参しましょう。
お気に入りのおもちゃやタオルも有効です。水はこまめな飲水用としてだけでなく、トイレや掃除の際にも役に立つので忘れずに用意しましょう。
ドッグカフェの利用や、万が一の体調不良に備えてワクチン証明書や常備薬があると安心です。長旅で乗り物酔いをしたり食欲がなくなったりしてしまうことも多いのです。
移動用のキャリーは布製のソフトタイプではなく、プラスティック製のハードタイプがおすすめです。耐久性が高いので、移動中の揺れで万が一ぶつかったり、落下物があったりしても安全です。ハウスとしても利用できるので、日頃から自宅で慣れさせておくとスムーズです。
帰省前に準備したいこと
シャンプー、トリミング、爪切りなど、清潔を保つための準備は飼い主のエチケットといえるでしょう。ペットを飼っていない人にとっては動物の匂いや抜け毛など想像以上に気になるものです。身だしなみを整えて気持ちよく出発しましょう。
まとめ
ペットにとっていつもの環境が変わってしまうことや長距離の移動は不安と緊張の連続で大きなストレスになり得ます。飼い主が行うべきは、なるべくいつもと同じを再現すること、ペットにとってのストレスを最小限に抑えること。
そのためには道や交通機関など様々な下調べと事前準備が大切です。しっかりと計画を立て、トラブルなくペットと楽しい帰省の思い出を作りましょう。